第4話

酒場に入り席につく。 


メニューを見ている時だった。


「おい、ヒューイ。真っ直ぐに俺の所に来いよ!」


「あぁ、エド。」


茶色の髪と瞳の格好いい男の人が話しかけてきた。


背丈はヒューイと一緒ぐらいかな。


ヒューイと同じように、ラフな格好をしている。


どことなく、ヒューイに似ている。


「『あぁ、エド。』じゃない!フィンから、もう着く頃だと聞いて迎えに来たのに…酒場に入るなよ。」


「あ~悪い悪い。夜遅いし今回は三人だから、明日にしようと思って。」


「そうだよ、それだよ~!会うのを楽しみにしてたんだぞ?」


エドワードはオレの前に来て、じっと顔を見る。


「この子がリースだね?」


「え?オレのこと、知ってるの?」


「ヒューイから話を聞いてるよ。俺はエドワード。初めまして、リース。」


にこりと微笑むと、オレの手を取り…手の甲にキスをする。


「えっ、あの…………。」


こんなことをされたのは初めてで、真っ赤になってしまった。

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