第3話

町を囲う壁の途中に門がある。


その門の見張りをしている兵士達が、声をかけてくる。


「ヒューイ様、こんばんは。」


「ヒューイ様が他の方と一緒なんて、初めてじゃないですか?」


「そうだな。少し前から一緒に旅をしてる。しばらくの間この国にいるから、よろしくな。」


「はい、わかりました。」


「じゃあ、行こうか。」



ヒューイに続いて歩いていく。


「兵士の人と顔見知りなんだね。」


「アークには、よく来るからな。一度来ると長い間いるし。ま、他にも理由はあるけどな。」


「今夜はどこに行くの?」


「馴染みの宿屋兼酒場がある。とりあえず、そこに行こう。」

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