第3話  ありがとう

和歌が「おはよう。なぎさ」と朝になって学校の門前で挨拶をした。

なぎさが「あぁ、おはよう」と和歌に挨拶をした。

圭祐も「おはよう。2人とも」と挨拶をして、急いで教室に走って行った。

和歌が「待って。私も教室行く」と圭祐に声を掛けた。

なぎさが「2人とも、待ってよ」と後から教室に遅れて入って行った。

女子達が「あの、なぎさって子。まだ学校に来ているの?うざいんだけど」とよそよそしく、こちらを見て噂をして居た。

圭祐が「あのさ、なぎさいい奴だぞ?お前達みたいにヒソヒソして噂をしている奴の方がウザイ」とすぐさま返事を返した。

女子達が「まぁ、偉そうに。分かりました。もう辞めますよ」と圭祐に対して偉そうにしていた。

圭祐になぎさが「ありがとう。私の噂をいつも、広めて悪く言う人が居るの。だから助かったよ」と感謝をして居た。

和歌が「そうだよね。でも、私達が居るからもう大丈夫だよ」となぎさをなだめていた。

なぎさは、涙を流し「ありがとう。私、和歌と圭祐と友達で良かったよ」と凄く嬉しそうにしていた。

圭祐は、「じゃ、今日は、なぎさにとって良い事が有ると良いな」と嬉しそうに言葉を掛けた。

なぎさは、学校の帰り道に妹の月夜とばったり会った。

月夜は「あれ、お姉ちゃん。どうしたの?何か良い事あった?」と笑顔のなぎさに返事を返した。

なぎさは「そうだね?凄く良い事が有って、今までクラスの女子達からキツク言われていて、ウザイとも言われていて悲しかったの。でも、今は良い友達に恵まれて笑顔で過ごせるようになったの」と笑顔がキラキラ輝いていた。

月夜が「そうなの。お姉ちゃん、笑顔の方がやっぱり可愛いよ。泣いて居たり怒って居たりするよりも」となぎさに対して素直な気持ちを伝えた。

なぎさが「ありがとう。そう思ってくれるのは、月夜だけだよ」と楽しそうな笑顔で話し掛けた。

なぎさが「そろそろ家に帰りましょうか?お母さんもお父さんも待って居るよ」と嬉しそうに手を繋いで帰って行った。

お腹が鳴って、家に帰る頃には夕暮れが2人の周りを照らし続けていた。

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