第22話
視界がぼやけ、
ふと、端にいるニンゲンに目が向いた。
「あのニンゲン…、まさか…ハッ!」
数時間前、山ノ神に花を供えに来た
あのニンゲンの男ではないのか?
ワタシハ近づいた。
気のせいか後ろ足に痛みを感じる。
(やめてくれ、たのむ!)
そのニンゲンに伝わるはずもない声をかけた…
まん中にいるニンゲンが枯れ木に火を放つ。
チリチリ、ジリジリ・・・ボァッ
(やめてくれ、こんなことやめるんだ!)
端にいるその男の動きが止まった。
ゆっくりと男の顔がワタシのいる方へと傾いた。
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