第7話
ワタシハ、手の内にある自らのタマシイを
差し出すか、
もう一度、飲み込むか、迷い始めた…。
おそらく
ワタシの決断力の無さに、飽き飽きしているのだろう。
己のタマシイヲ差し出す者など、さほどめずらしくないのだ。
噂によれば、
集まったタマシイは、高炉のような物の中で溶かされ、
新たなタマシイとして、人間界で再利用されるとか。
これは、ニンゲン達に知られちゃならないな…。
見兼ねたのか、
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