第5話

鳴声さけびの主は、神に近しニンゲンであった。


その躍動的な力を放つエネルギーを、獄の者者はほっしているのだった。






ワタシハ、己のタマシイを見つめたまま考えた。


かみに捧げ、


新たなタマシイをもらったところで、ケモノのは消えるのかと…。


永年、まとってきただ。そう容易たやすく変われるはずもない。



教えてくれたのは、かみだった。



なぜなら、

かみ自身が、悪のを、消し去れないでいたのだ。



かみは、


神様とニンゲンの間を行ったり来たり…。



ケモノだったワタシハ、ニンゲンのまわりをうろうろと、という具合で。












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