第21話 魔女エレナ Ⅳ
今日は冒険者ギルドに遊びに来ている。
このギルドには武器とか防具とか一杯置いてあって、アイテムも揃うし、ギルドも設立できるし依頼もあるし……。
ふっ。
そんな事はどうだっていい。
俺には一切興味がない。
だって…………。
従順な美少女大量だし! 武器とか一ミリも必要ねーから!! そんなもんユカリでいいよ。
アイツ見た目は変態エロメイドだけど、中身はゴリラだから!
金?? そんなもんエレナにしばらくの間ほうきに跨ってもらった上で売っ払えばいいだけじゃん! 働く必要無し!!
簡単に言えばもう無双状態なわけよ。
女にも困らんしな。
ちょっと癖の強い変態が多いってだけの話だよ。
大丈夫。分かってるから。
誰よりもイカれてるのは……俺だ。
勇者という肩書は無いに等しい。
ちなみにエリシアは別枠な。
エリシアとは密会を使わずに密会するから。
思ったんだけど、ギルド設立しても魔王倒せないじゃんお前ら。
このゲームって勇者しか魔王倒せんのよ。
つまり無駄な足掻きってわけ。
では何故わざわざ意味の薄い冒険者ギルドに遊びにきたかというと、あるおもしろーーーい噂を聞きつけたからだ。
何でも最近現実世界の女子高生が召喚されたらしく、つい最近ギルドに顔を出して冒険に出たみたい。
俺意外にも異世界転生してきた奴がいたとは驚きだぜ。
まずは接触を試みようと思うが、どこにいるか検討もつかない。
いくらロリコンの俺でもJKはさすがに手に余るしな。
いかがわしいオーラを放つ俺が近づけるとは到底思えない。
今日は諦めて、パーティーにヒロイン呼んで作戦会議かな。
うーむ。
探索系スキル持ってる女子がいないのよ。
「あっ、エレナのほうきに乗せてもらって空から探せばいいじゃん!!」
……。
そういえばイカれたジジイに渡しちゃってるじゃん……。
エレナってあれから頑なにほうきを買わないんだよなぁ。
マジもう一回死んで返してもらうか。
いや、エレナの写真集がないとダメだよな。
ケチ臭いジジイ。
ほんとに神かよ。
てなわけでエレナを呼び寄せた。
「エレナっ、召喚っ!!!」
一応ここはゲームの世界だから、腕の機械に表示されているパーティ編成画面で、エレナをセッティングすれば来てくれる。
直接本人に会いに行ってもいいんだけどね。
「アンタいきなり呼ぶなんて生意気ね! 調教してやるわ!」
「調教するのは俺だ」
ピチピチJKは後回しにして、今回はエレナの写真集を撮ることにした。
ジジイの言ってた異常すぎる写真は撮れないが、なるべくギリギリを攻めようと思う。
◇
カリュナイヤ海岸と呼ばれるビーチにて、写真撮影を行うために準備を始める。
先ずはエレナを水着に着替えさせなければいけない。
普段着で砂浜なんて暑苦しいにも程があるだろう。
「買ってきてやったぞ。はい、これがお前の水着だ」
「な、な、なななにこれ……隠すつもり全くないじゃない!!! 却下よきゃっかぁぁ!!」
「これは歴とした水着だぞ?」
「こんなもん着るなら全裸の方がまだいいわよ!!」
不覚にも興奮する俺……。
エレナは失言してしまった。
俺に取ってその言葉は何よりの大好物である。
「お前……ヌード写真撮る気ある?」
「なっ、全裸で写真って……全部……全部丸出しになっちゃうの……もうお嫁に行けないわ……」
「あぁ。大丈夫。滑らかに写真を速写していくから安心して」
ここは密会の寝室ではないからそう簡単には落とせないか。
だが甘いぞエレナ。
エロの伝道師たる俺が言いくるめてやる。
「いくらアンタの頼みでも……それは厳しいわね……」
「分かったよ。さすがに度を超えすぎだよな。でも後ろだけならいいんじゃない?」
「うっ……そうね。前を一切見せない約束なら良いわよ」
後ろ作戦成功!
エレナは着ている服を脱ぎ始める。
下腹部の蛹が羽化しそうなんだから早くしなさい。
「早く上脱がないと、時間ないよ!! ほらっ!」
「分かってるわよ……はい。これで満足かしら」
うわ……下着姿エロっ……ブラまで紫とか、ほんと見せつけてくれるよ。
エレナって外から見ると幼児体型なのに、脱ぐと良い身体つきしてるんだよな。おっぱいもかなり大きくて谷間もクッキリ見えるのが堪らない。
「はい、じゃあ次、下ね。スカート下ろしちゃってー」
「う、うん……」
(ダメだ。もう興奮してきてる。命令通りに動いてくれる美少女ってどんだけ贅沢なんだよ!)
…………!!??
エレナ……お前……今日は黒なんだな……。
「黒だとちょっと見え辛いな」
「何を見るつもりなのよ!!」
さて、次はいよいよお待ちかね。
全裸の時間がやってきた。
世の萌え豚は泣いて悔しがるだろうなぁ。
ヒッヒッヒ。残念ながらお前らには辿り着けない境地だ!!
「エレナ……(ゴクリ)大変恐縮なのだが……上、外してみようか……」
「ここからは後ろを向かせてもらうわね……絶対、ぜーーったいに前に回り込まないでよね!!! 来たら雷落とすわよ!」
「当たり前だ。俺はそこまで卑怯じゃない」
(ドキドキ)
(ドキドキ)
体の後ろに手を回し、ホックを外そうとするエレナ。
心臓のドキドキが止まらない。
後ろ向きでも充分過ぎるほど刺激が強力だ。
「こ、これで良いかしら」
ダラんと手に引っかかるブラジャー。
紫色の嫌らしい履き物を取っ払い、上半身素っ裸の状態と化す。
今の俺は、もうパンティーだけでは満足できない体になっている。
……さあいくよ。
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