発情期
まえがき
アウトだったら直します。すんません
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「寒いでしょ? 一緒に入りましょう?」
…………なんて?
抵抗空しく、
睨まれるかと思いきや、恥ずかしさのあまり目を見開き、顔を真っ赤にしたまま硬直する
流石に
一旦抵抗を諦めた俺は固く目を閉じるも、
「ハ、ハルまで連れてくることないじゃない……!」
「
「
「そ、それはそうなんだけど……でも、
「じゃあ、このまま凍えてる
「俺出ていくから、離して———」
「そっ……そんな風に言ったらかわいそうじゃない……」
「でしょ? それなら一緒に入った方がいいじゃない。それに……」
「いや、だから俺は出ていくって———」
「それに……何よ?」
「
「っ!?」
「違っ……! 別に見てないから!」
「そう? なら一緒に入っていても大丈夫よね?」
「当たり前じゃない!
「私? ……私は意識しまくってるけど……?」
「ちょっ……!?」
身を捩って抵抗するも、余計にぎゅっと
「ごめん、
「ぁっ、んっ……!」
俺を抱き締める
俺の反撃に驚いたのか、
「えっ———」
「きゃっ!」
グイッと強く引っ張られた俺は、その勢いに負けてバランスを崩し……その先に居た
「痛たたた……ちょっと! なんてことするのよ
「な、何が———っ!」
ふと意識を向ければ、俺の背中は
そして———
「はっ、ぅ……
熱に浮かされたような恍惚な笑顔を浮かべ、吐息を漏らす
真っすぐに俺を見つめてくる綺麗な瞳にはハートマークが浮かんでいるように幻視でき、ふわりと甘い香りが俺の鼻を擽る。
「せ、
「
「ご、ごめ———」
「そのせいで完全に
「えっ、ちょっ……!?」
まるで愛撫するように俺の肩に手を置いた
全く隠す気もない彼女の胸が目の前で揺れ、俺の腰に滴ってくる液体は、風呂のお湯なのかそれとも———
それは以前、
つまり、『
春になり発情期が近かった彼女は、今まさにこの瞬間、完全に発情期へと突入してしまったのだ。
「ぅおっ……!」
「あっ……♡」
俺の上に腰を下ろした
「見ちゃダメ、ハル!」
「っ……!」
「ハル、落ち着いて聞いて?
「発———えっ!?」
ふいに後ろから
と言うか、
「えっと……
「獣人の女の子は、こうなったらもうどうしようもないわよ……解消するには
「子づ———いやいやいやっ!?」
「でもっ! それをあたしが許すわけないじゃない? ハルの初めてを予約してるのはあたしなんだから!」
「っ~~……じゃ、じゃあどうすれば……」
「とにかく、
「えっ?」
耳元でそう伝えてきた
そんな彼女は俺の手を取ると、そのまま———
「んんっ!♡」
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