ハダカの付き合いで仲が深まる……らしい
雨に濡れた服は、容赦なく人の体温を奪う。
体温が下がってきた
「ふぅ……温まるわね……」
湯船に浸かった
よくもまぁプルンプルン揺れる胸だこと……ブラ外してもそんなに垂れないし、メートルあるかも……?
そのくせ腰は細いし……その細さでなんでその胸を支えられるのかしら。
私はあんまり成長しないのに……。
「……何、私の身体をじっと見て」
「別に、あんたも優しいところがあるなと思っただけよ……」
「あなたは
「……ありがと、助かったわ」
「えぇ……ところで、なんで私の身体を眺めていたの?」
「蒸し返さないでよバカッ!」
「だって気になるじゃない……あれだけじっと見られたら」
「うっ……全部気づかれてたなんて…………そ、そうよ! あんたのスタイルに見惚れてたのよ!」
「ふふ、可愛い……」
「大体、あんたのスタイルが良すぎるのよ。今どきの雑誌の表紙でもそんなの見ないわよ?」
「
「色々小さいから、せめて良く見えるように気を付けてはいるけど……」
「結局それが男子に人気の理由なのよね」
「ロリコンばっかりなのかしら。私はハルだけが良いのに……って、ハルはどうしてるの?」
「
「っ! それはまずいじゃない、私達のせいで風邪ひいちゃったら……」
そこまで言いかけた
「……風邪を引いた
「何でもないわよ! ……私のせいでハルが風邪を引くなんて嫌だし、それでハルが休むなんて、学校がつまらないじゃない……」
「
「当たり前じゃない」
「……遠慮してたけど、あなた
「えっ……?」
身体の泡を洗い流し、おもむろに立ち上がった
一人残された
「
「……?」
聞こえてきた声に、頭の上にはてなマークが浮かぶ。
そして、ドタドタと足音が風呂場へと近づいてきて……
「いやっ、俺はいいからっ! 離して———」
「ま、まさか……」
「大丈夫、
「そういう問題じゃ……!」
バンッ! と勢いよく開けられたドアから現れたのは、
♢♢♢♢
服を乾かしたいところだったけど、
上着やズボンをハンガーにかけた俺は、ひとまず暖房に当たって暖を取っていたのだが……
突然、バスタオル一枚姿の
何を言ってるのか分からねぇと思うが、俺も何をされたのか分からねぇ……ただ抵抗もむなしく……というか、単純にフィジカルで勝てなかったよ……。
ジタバタしても
せ、背中にタオル一枚隔てた
いや、そんなこと考えてる場合じゃない!
「あっ、うっ……」
「み、
俺を前に真っ赤になって
目を固く閉じた俺は、ひとまず冷静に
「あの、
「私も
「えっと……?」
「寒いでしょ? 一緒に入りましょう?」
…………なんて?
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