勉強の成果
「ただいまー」
「お邪魔します」
「あれ? まだ
俺と
「ふふ……それなら、私と
「そ、そうだね……」
冷静になってみたら、
「ふふ、ちょうどいいじゃない? これなら周りを気にせず楽しめるから……」
ここまで連れて来て、『やっぱり無しで』なんてことはできない。
♢♢♢♢
「じゃあ早速……♡」
「っ……!?」
俺の部屋に入るや否や、俺はベッドに押し倒される。
笑みを浮かべ、小さく舌舐めずりしながら近づいてくる
ネクタイを外し、胸元のボタンを開けたことで、苦しそうに押し込まれていた
「えっ───あの、
「……邪魔になるから外したけど……?」
一番上のボタンを外されてもなお窮屈そうな
白いシャツに透けた淡い色の肌が、呆然とする俺にゆっくりと近づいていくる。
あ、まずい───
そのまま覆い被さってきたことにより胸が目の前に来て、甘い香りと息遣いを間近に感じ、理性が揺らぐ。
「んっ……?」
小さく声をあげたのは、
最初はキョトンとしていた
「ふぅ……誘惑に負けるところだった……」
「ん~~……」
「……気持ち良さそうだね?」
「うん……結構なお手前で……。
まるで弱点をさらけ出すように顔を上げ、自ら喉を撫でて貰うようにして、『好き』だなんて口にする
「そ、それなら練習した甲斐があったね」
少し目を逸らし、そう適当に返答するので精一杯だった。
「練習……?」
「えっ……?」
それまで気持ち良さそうに細められていた
「練習って、何処で? どうやって?」
「えっ、いや……ネコカフェに行ったって言ったじゃん……? そこで店員さんに色々教えて貰って……」
「あぁ、練習ってそういう。私てっきり……」
「てっきり……?」
「何でもない。……で、そこのネコを撫でまわして来たんだ?」
「ま、まぁ……そうだけど」
「ふぅん……」
あっ、なんか不機嫌そうにベッドを叩く尻尾が幻視できるような……。
「私にはしてないのに他の子にはするんだ……」
「あの、
「他にはどんなことをしたの……?」
「他に……? えっと……仰向けにしてお腹を撫でたり……?」
「私にもして?」
「えっ……っ!?」
俺が何か言うよりも早く、なんと
シミ一つ無い白い肌も、芸術的なクビレも、可愛らしいヘソも、隠すことなく丸見えである。
あまりにエッ───扇情的な光景に、俺は咄嗟に目を逸らしていた。これを撫でるって、ハードル高すぎないか……?
「いや、撫でろって言われても……!」
「いいから、ほら……んっ」
「ふぉぉぉぉっ……!?」
おもむろに俺の手を掴んだ彼女は、そのまま自身の腹部に俺の手を当てる。
しっとりとして吸い付くようなきめ細かい肌の感触、そして少し高めの体温が直接伝わってきて、手で触れているだけなのに理性が揺さぶられるのが分かる。
というか、こんな美少女が自らお腹を差し出して『撫でてくれ』だなんて、なんかもうエロすぎて──
「んゃっ……ぁっ」
無意識に手を滑らせると、
いや、俺が手を動かしたせいか。
なら離さなきゃ…………あれ? 手が離せない……ダメだって分かってるのに、もっと撫でたくて仕方がない───
「んくっ、ぁっ……んっ♡ 気持ちいい……♡」
「──っ」
俺の手が
体温は先程までより熱くなり、それを示すかのように頬も、そして肌も、ほんのりとピンクがかっているようだ。
かく言う俺も……文字通り俺の手のひらで、俺より遥かに強い猛獣を手懐けている。そんな、ある意味非現実的な状況に、俺は今まで感じたことの無い優越感に浸っていた。
「んっ……!? ぁっ、
「っ……~~」
「ふぁっ……待って、んぁっ……!
「ハッ……!」
何度か名前を呼ばれ、俺はハッと我に帰る。いつの間にか俺の手は、彼女のヘソよりも下───下腹部に触れ、指先が下着の中にまで入っているところだった。
「ご、ごめん……!」
「んっ……大丈夫……」
そう言いつつも、肌を紅潮させ息を荒くする
俺は心の奥にひっそりと芽生え始めた感情を抑えるのに精一杯だ。
「んっ、ふぅっ……次はどんなことをしたの……?」
「えっ……まだ続けるの……?」
「もちろん……だって
「俺が変なことしてたみたいに言わないでくれ……!」
「じゃあ何をしてたのよ」
「そ、それは……」
記憶を遡り、思い付いたのは……
「ほら、やっぱり言えないことしてたんじゃない?」
「いや、そうじゃなくて───」
「じゃあ何……?」
「っ……す、吸いましたぁ……」
「吸った……って、あの……?」
「その『吸い』です……」
いわゆる、『ネコ吸い』というやつだ。ネコの背中やお腹……とにかくもふもふに顔を埋めて、息を吸うあれである。
頬を染めて少し俯き、悩んだ様子の
「ちょっ……!?」
俺の困惑の声も意に介さず、
しかも、そのシャツすらたった2つのボタンしか留まっていない。
突然の行動にフリーズする俺の目の前で、シャツの裾を両手で広げ色々とさらけ出した
「どうぞ、
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