酒池肉林(一方的に捕食されるだけ)
リスとしての俺は、命の危機を感じていないのだ。
なんとなく彼女達に包まれ、守られてる気がして……。
いや、こんな物凄い美少女2人が俺の腕を両側から抱きながら寝ているなんて、『男の本能が暴走しそう』という意味では、内心かなり荒ぶっているけど……。
すぐ近くですやすやと寝息を立てる
こうして寝顔を見ていると、ヒョウというよりはネコに見えてくるな……。
SNSで流れてくるネコの動画を思い出し、無意識のうちに俺は
ゴロゴロゴロゴロゴロ———
(あっ、
俺が
確かこの音って、ネコがリラックスしている時に鳴るんだっけ……ってことは、
そう思うと、なんだか妙な達成感があった。
草食獣な俺が、猛獣なヒョウを手懐けている……普通ならありえないその関係性に、俺はどこか興奮していた。
「んぅっ……」
そんな時、
「
「……どこ触ってるのよ、変態……」
目を覚ました
「どこって……っ!?」
「んっ……!」
何も分からないまま手を動かすべきじゃなかった……毛布に隠れて見えないけど、確かに感じる温かさとムチムチとした感触。俺の左手は今
「ご、ごめ———っ!?」
「大きい声出さないで、
「……ハルのせいで
「っ~~!!」
彼女の荒い息遣いと、艶めかしい舌の感触が脳に伝わり、ゾクゾクと身体が震える。初めて感じるほど、生々しい感触だ。
「ふぉっ……!?」
ついに耳まで到達した。
「ハルったら、声出しちゃって可愛い♡」
「っ~~!」
ずるるっと耳の中にまで
脳の奥に直接叩き込まれるような
「ハルも準備オッケーでしょ……? ふふ……いただきま———んにゃっ」
「あなたも人の事言えないじゃない、発情ヘビ」
右側から伸びてきた手が
「
「そ、そういうわけじゃ———」
「じゃあ、私もしてあげる」
「ふぉぉっ……!?」
最初の甘噛みで身体が硬直し、直後に侵入してくる
「せいらっ……それ、やばっ———」
「ふふ、気持ちいい……?」
「ちょっと、あたし以外で感じてるんじゃないわよバカハル!」
「んぅぅ———っ!」
再び
「あっ……
「あたしより
「
「もっとこっちに集中しなさいよ、ハル♡」
右側は
さらにはタイプの違う台詞を両側から交互に囁かれ、なんか、こう……もうヤバい。R18のASMR音源なんて遥かに超えてる。
あぁ、『食われる』ってこういう———
「お兄~、あと
夕飯ができ、
【
見なかったことにする
▶兄を取り返す
「お兄を返せぇっ!」
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