第7話 結局

私は。

アイツが好きだったのでしょうか。


もっさりした容姿。


ガサツで。

デリカシーの無い触れあい。


だけど。

いつも見守ってくれている。


アイツの視線を。


心のどこかで。

感じていたのかもしれません。


だから。

シャワーの後で。


バスタオルに身をくるんで。


私は。

アイツが待つベッドへと。


足を忍ばせたのです。

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