7

第17話


「ほら、いたよ。有美ちゃん」



「えっ本当だ。いなかったはず!」



 萩夜は、驚いたような様子。後の皆も入って来た。



「良かった。先生は、心配したよ」



 冬木は、有美に抱き着いた。



「時間、過ぎているから。センターに帰ろうか。今から体育館に行っても仕方

 ないから。今日の所は、許してもらう。明日、怒られる覚悟で。」



 雅名は、時計を見ている。千春は、有美の顔を見た。有美は、にっこりし

 た。千春もにっこりして――。



「今日の大会は、有美ちゃんを探せ。それって『なんとかを探せ』って、漫画の

 本にあったなぁー」



 皆は、大笑いをした。施設へ帰った。千春達は、その日は疲れて、ぐっすりと

 寝てしまった。



 それぞれに、どんな夢を見ているでしょうか。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る