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第16話


「有美、いたか」



「何処にもいない」



 皆は、言う人もいる。首を振る人もいる。



「......もしかしたら、自分の教室じゃないのかな?!」



 千春は、思ったので行った。



「いなかったよ」



 萩夜は、不満そうな顔をした。雅名は手を組んで――。



「もう一度、行ってみよう」



「そうだな」



 直は、有美の教室へ向かった。千春達も後を追った。有美の教室に着いた。



 萩夜は、電気を付けた。千春は、教室の奥へ行った。

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