リサ 20歳(3)
――お姉さんたちは一人暮らし?
真ん中(の姉)は結婚して、二人息子がいるんですけど、一番上(の姉)は結婚していないですけど東京に彼氏と同棲してます。
――じゃあ、帰るところが難しいですね。帰省する時とか。
あいだとってお姉ちゃんの家とか(笑) 真ん中のね。
――じゃあ長崎に住んでるんですね。
真ん中(の姉)だけ長崎で。
――お父さんとはもう会ってない?
会いましたよ。このあいだ、一月の上旬くらいに帰った時に一日だけ。振袖だけ見せて。会話はあんまり。そういう会話はできなくて。普通の会話はできるんですけど、金銭面の会話はちょっと、なんか、なかったりで終わったりするんで……。
――なんでだと思いますか。(お父さんが)嫌、嫌なのかな。
なんで、……お金出したくないのかな。ちゃんとしたお金、学費とかは出すけど、(自分で)賄えそうなところは賄えよって(お父さんは)思ってるし……。
――それが教育(方針)なのかもしれない?
ケチなのかな(笑) たぶん。
――そっち(笑) そっちなんですか。
小っちゃいときから、お母さんお母さんだったから、そんないうならお母さんに貰えばくらいに(笑)
――拗ねてるのか(笑)
で、やっぱりなんか、東京が飲食店の自粛とかやってるじゃないですか。バイトも普段通りできなくなって、家賃とかも全部自分で払って、払えなくなっちゃうじゃないですか。だから、お父さんに一昨日ぐらいに、四月、就職するってなったら四月に働いても四月に給料入るわけじゃなくて次の月に給料入るじゃないですか。だから、四月分まで生活費と家賃払ってほしいと言ったんですよ。(そしたら、LINEの)既読無視(笑)
――確かにちょっと冷たいね。媚びようとは思わない?
うーん、媚びてるつもりなんですけどね。ちゃんと、帰省したときにお父さん会いたいっていうのは、会いに行ってるし。お父さん、カラオケ好きだし(それに)付き合ったりするんですけど。(お父さんは)自分に(お金を)使いすぎ。
――あぁ、なんか趣味があるんですか。
なんか、マッサージ機とか集めるの好きで。
――でっかいの。
でっかいの、マジ。家に何個もあったりして、正直使うのお父さんだけだし、そういうのにお金使うなら、必要なお金を出してほしい。
――確か、アルバイト先は主としては焼き肉屋と……。
今は、(それ)だけ、だけですね。
――(コロナ渦で)めちゃくちゃ痛手ですよね。シフト減らされたりしました?
しましたしました! 去年の緊急事態宣言のときは完全にバイト休んでほしいみたいな感じだったし、全員申し訳ないけど。
――休業みたいな?
休業ではないですけど。
――バイトは来ないでね?
社員だけで回すみたいな。で、今は休業もしてないし、まぁバイトも、普通の子は、実家暮らしの子は週一で(店側が出勤を)お願いしてて、私みたいな一人暮らしやってる子とか、上京してる子とかは、最低でも週三、最低じゃない、最高でも。
――それは店長が配慮してくれて?
そうです、部長とマスターが話して。売り上げも、そんなにがくっと下がっていないんで、ちゃんと土日とかは忙しいし、金土日は忙しいみたいな感じで。忙しいところは、まぁ、バイト二人ぐらい入れて、あとは社員で回してるみたいな感じなんですけど。もともと、シフト週六とか、週七とかでやってたんで、相当収入減ってるんですよ。
――で、(パパ活)アプリを始めた?
えっとね、それは友達の紹介で始めました。
――それはいつぐらいから?
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