第5話
「おー、気持ち良さそう」
まるで水をこくこくと飲み込んでいるかのように吸い込んでいく土の様子と、飛沫となった水を浴びた花の揺れ光る様に、思わず嬉しくて声をあげた。
最近はずっと晴れ続きで、1日でも水やりを忘れると花は萎れたように頭を下げる。
土が熱くなってから水をやると、根が枯れてしまうからその前にやらないといけないから早い時間に来ているのだ。
一つの花壇に時間をかけて、たっぷりと水を撒いていく。
意外に時間のかかる作業も、好きな花を見ながらだとあまり苦痛にも感じない。
途中雑草を抜きながら、ゆっくりと水を撒いていった。
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