第4話

体育館前花壇。



校舎と体育館は渡り廊下で繋がっていて、その渡り廊下の左右に並ぶプランターと、校舎沿いに作られた花壇が、私の水撒き担当。



体育館から一番近い手洗い場からホースを繋いで水を撒いていけばいい。



ちょうど、足洗い場にとぐろに巻かれてあったホースを、蛇口へ繋げて校舎側の花壇沿いに伸ばしていった。



校舎の端まで行ってから、再び蛇口を捻りに戻る。



ホースの先端にシャワーのヘッドがあればいいと思うけど、運悪くこの場所のそれは壊れて使えなかった。



ある程度捻ってから、花壇に向かって走った。



花壇に入れていたホースから、水が勢いよく噴き出している。


先端をすぼめて、花に直接当たらないように土を湿らせていった。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る