19話 イチャイチャ 沙也加

★★★

まえがき


予定外のイチャイチャっぷりに筆が進み、前話・今話で2話になってしまったことをここに謝罪します。これだけ見ると沙也加がメインヒロインやんけ!


★★★




「もうっ!やっと捕まえたよっ!」


「あ”あ”ぁ”ぁ”ぁ”ーーー!!!捕まったーぁあああああ!!」



再度鬼が萌花から沙也加に変わった。

流れ的に沙也加にも何か恥ずかしいことをされると思った俺は、これまで以上に頑張って逃げた。


何故か?

舞依と萌花からのお仕置きが怖いからだよぉおおお!


俺の恋人は舞依と萌花の2人。

それなのに他の女の子とくっついたりしたらダメだろ?!(※正しい)


さっきのでも恥ずかしいのにこれ以上何かされたら、町中に悪いうわさが流れてしまって俺の優等生像が崩れ去ってしまう!それだけは避けたい!俺だってプライドはあるんだ!


そんなわけで、逃げる際には水中で伏兵がいないかをしっかりと確認し、移動する場所はランダムで決めて、周囲の人を隠れ蓑にして目立たないように移動していた。


するとどうだ!五分経っても捕まらない!

これは・・・・・勝ったな風呂入ってくる!!


とネタに走りつつもしっかりと警戒する俺。

かなり成長しただろう。


そしてそろそろ時間も経ったし可哀想だから見つかってあげるかな?

そう思っていたところで、


「うお!」「なんだ!?」「びっくりした!」


「ごめんなさいっ!」「すいませんっ!」「通りますっ!」


向こうから周囲の戸惑う声と沙也加の謝罪する声が聞こえてくる。


・・・・なんか嫌な予感するぞ


自分の直感を信じて、俺は一旦ここから離れようと移動することに。


だが、移動しようとしても人が向こうに固まっていたため、隠れることが難しかった。仕方ない、ばれてもいいからとにかく逃げよう。もう逃げ切り成功で良いだろ。


「あーーーーっ!」


「げっ」


泳ぎ回っていた沙也加と視線が交差した。

俺はこちらに向かってくる沙也加から逃げるように移動する。

しかし、


「誰かあの子を捕まえてーっ!!」「お願い誰かーっ!!」「あっ、そこの女の子!手伝ってー!」「みんなありがとうー!」


沙也加が周囲に声をあげると、沙也加の味方になった子供たちが俺に突撃して来た。


「おい沙也加!それは卑怯だろ!」


「あーあー!!聞こえませーーーーん!」


卑怯なる沙也加軍団から必死に逃げ回ったが・・・・・多勢に無勢。

ついに、俺は捉えられた。


「みんなありがとねっ!」「ううん、楽しかった!」「また遊ぼう!」


楽しかったといって離れていく子供達。

周りの迷惑だろ!反則!と言おうとした俺だったが、一緒に遊んだことにされたため非難できなかった。


「裕哉・・・?私の勝ちだから・・・良いよね・・?」


「いや、あれはずるいし・・・そもそも、俺と舞依、萌花は付き合ってるからあんなことが出来たわけで・・・・俺と沙也加は別にそういう関係じゃないから・・・・・沙也加も後々困ると思うし・・・な?」


人海戦術は反則じゃね?というルール面と俺達付き合ってないからそういう行為は良くないよね?という常識面から説得を試みる。


サポーターとして舞依と萌花を探すも・・・何故か見当たらなかった。


「私は別に・・・・問題ないもんっ!」


「え?!・・・い、いや、だからな・・・・」


そ、それってつまり・・・?


俺は沙也加の言葉にドキッとしつつも何て説得しようか悩む。

心の内で、「こんな美少女が求めて来てるんだから何が悪いの?」という悪魔の意見と、「舞依と萌花の2人がいるのに他の子に手を出すの?そんなのクズじゃん」という天使の意見がせめぎ合っていた。


だけど沙也加には関係なかった。


「もういい勝手にするっ!裕哉っ!」


「わっ?!さ、沙也加!ち、近いって!」


俺を無視して行動に移した沙也加。

沙也加はその露出した白い太ももで俺の身体にしがみ付いた。


「?!?!?!?!」


「えへへっ・・・・裕哉っ」


素肌同士が触れ合ってしまうことで、沙也加の女の子らしいムチムチとした太ももの感触が伝わってくる。同時に俺の視界には、沙也加の露出多めな水着から見える白い肌が広がっていた。


「・・・・・っ・・・・・くっ・・・・!!」


ただでさえ水着姿の美少女たちを見てあれだったのに、そこから立て続けに3人からのボディータッチ。そして最後は、彼女でもなくキスすらしたことの無い仲良しの美少女が白くて眩しい脚を晒しながらその柔らかさを俺に押し付けてくる。


・・・耐えられるはずがなかった。もしこれでも耐えられる男がいるのなら、そいつは自制心を極めし神になれるだろう。


「わ、わかったから!い、一旦離れて!近いから!」


「えー?まだ早いよっ!」


「マジで!・・そ、そうだった!・・・俺トイレ行きたかったんだよ!だから、ね?」


俺のズボンがを張って悲鳴を上げていた。

早くここから抜け出さないと・・・!!ヤバイ早く急いでマジで!


あれが沙也加に触れてしまわないように慎重に拘束を解こうとする。

どうしても白が視界に入ってしまうし、感触が伝わってくるので悪化する一方だった。


はやく!


早く!


速く!



「・・・・・ていっ!」


「アッ・・・・?!さ、沙也加・・・お前そこはぁあああ・・・あっ・・・・!!だ、ダメだろぉおおお流石にぃいいいい!!!」


沙也加が何を思ったのか、俺のテントへと手を伸ばした。

俺の必死の努力が水の泡となった。



そこに触れた時の感触と俺の反応を見て理解したのか、えへへと沙也加が笑みを浮かべる。

――子供がついに念願の宝物を見つけた時のような、眩しいほどの笑みだった。



「!!・・・・・裕哉やっぱり私で興奮してるよねっ?」


「ば、お、お前・・・」


「ねぇねぇ・・・どうなの?ほらほらっ」


沙也加が俺のあそこを弄ぶ。

そんなの色んな意味で言えるわけないだろ!


「・・・・・・・おい!ちょっとマジでそれは!うっ、くそ、やば!」


「・・・・・ボソボソ・・・・えへへ・・・裕哉は私で・・・・♪」


何やらボソボソ言っている沙也加。

だが俺にとってはそれどころじゃない。


俺は力尽くで拘束を解き、逃げるように沙也加から離れた。


・・・・くそ、こんなの痴漢だろ!完全に俺の息子触られたぞ?!バレたんだが?!仲のいい女の子に自分が劣情を抱いてしまったことがバレたんだが?!

気まずすぎるだろ?!


とにかくいったん収まるまでトイレ行こう!

一度この魔物を沈める必要がある!


「トイレ!俺!休憩!」


何やら頬に手をあてて身体をくねくねさせている沙也加にヤケクソ気味に叫んでから俺はトイレへと非難した。




トイレで無事退治を済ませた後、俺は沙也加を一人愚痴る。


――あいつは俺が男だって思ってないのか?!あんな事されたら男は勘違いするだろ普通!

――前の学校でモテモテだったのも納得だわ!男子諸君に同情するぞ!

――てか、沙也加ってこんなキャラだったかよ?!距離が近すぎるだろ!あと自分が魅力的な女の子であることを自覚しろぉおおお!俺を社会的に殺す気かぁあああああ!くそビッ〇がぁあああ!



吐き出すものを色々吐き出してしばらく。

俺は普段よりも冷静で沈着な状態に進化してからプールに戻った。


これで今日は安心だ。




★★★

あとがき




沙也加が少し変わった理由


以下後日談


沙也加「ママ!ママが言ってた作戦やってみたら、裕哉の(※禁止ワード)が固くなってたっ!」

沙也加ママ「それは上々ね♪ 裕哉君は沙也加に女の子として魅力を感じてるってことよ♪」

沙也加「ほ、本当?!やったっ!・・・でも、舞衣ちゃんと萌花ちゃんがいるから・・・」

沙也加ママ「大丈夫♪ママに任せなさい!裕哉君が好きなんでしょ?一番になりたいんでしょ?」

沙也加「うんっ!好きっ!・・・わかった!私もっと頑張るねっ!」






読了感謝です!

もしよければ☆☆☆をくれたら作者が喜びます!

また、コメント等もモチベーションが上がります!


今後ともよろしくお願いします!

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