第36話

白川さんに肘でつつかれて、自分の発言に足りない部分があることを理解した。



「わははは~。」



笑って誤魔化すには、ちょっと空気が……。



全く分かっていない、御園生さんのこめかみに青筋が浮かびかけていることに気付いた私は慌てて小幡さんにジェスチャーを送った。



……けれども、時すでに遅く。


小幡さんの頭に容赦なく、御園生さんの鉄拳が振り下ろされた。



「痛いし~。」

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