第4話

……楽しかったなぁ。お酒も料理も美味しかったし。




独り暮らしを始めてから、尚更こんな飲み会が楽しくて仕方ない。




……たまにだから、楽しいのかも。




ずっと1人は寂しいけど、でも私は、1人で過ごす時間も好きだ。




例えば、準夜勤の後コンビニに寄って、スイーツと雑誌を買う。




アパートに帰り、温めの湯をバスタブに張って、雑誌を持ち入りゆっくり浸かる。




準夜勤務の後、つまりは深夜の2時頃だと言うのに、仕事を終えた疲れより、微かな興奮が体の中に燻っている。




私の病院の準夜勤務の翌日は必ず休みだから、余計そう感じるのか、早く寝るなんて、勿体ないんだ。




仕事の疲れと、精神的ストレスを自分の好きな事をして解放し、気持ちよく休みたいのだ。




だから、大抵睡魔に負けるのは明け方だったりする。

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