第23話 危険ダンジョン その1

近くにボディーガードが3人。

そりゃ死んだら困るもんな。

ここに行きたい理由としては実力をこの目で見たい。そんな感じであろう。

倒してるし、十分わかると思うんだが、、、

「じゃあ行こうか。」

「そうだな。」

町の近くには2人の警備員。しかもレベルが低い。

そこまでお金をかけたくないのか。

と近くにあったカフェに入る。

危険ダンジョンの近くであるためか、客は少ない。

「いらっしゃいませ。」

と1人の男店員が言う。

「どうも。予約していた、、、」

座る。なんともおしゃれな店だろう。

食べ物も実に美味しそうだ。

「口コミで美味しいって書いてあったんだよ。」

「へぇー」

と何気ない会話をしていると、頼んでいたパフェが来る。

「僕の奢りだからたくさん食べてね。」

「分かってる。」

と食べていると先ほどの男店員が話しかけてきた。

「大丈夫ですか?」

「何がです?」

「いやこの辺、危険ダンジョンが近いじゃないですか。」

「大丈夫です。ルークがいるので。」

「そうですか。一応こういう時なので値段は半分に、、、」

「いや大丈夫です。」

とルークが言う。

「でも。」「それが目的なので。」

と店員にだけ聞こえる小さな声で言う。

「ということは冒険者様でしょうか?」

一応相手もこっそりと言う。

耳を強化してなかったら聞こえなかったな。

「キャー!」

と声が聞こえる。やっぱり始まったかスタンピード。

「逃げてください!」

店員さんが誘導する。

「ほら!逃げるぞ!」

とルークに言うが、

「なんでだい?せっかくだから攻略しようよ。」

攻略、、、まさか、、

「ずっと苦しんでるんだし、無料でやってあげようよ。」

と言い、不気味な笑顔を浮かべる。

「まじか、、、」

ここで逃げれば、面倒なことになることは間違いない。

、、、怪しいがなんとか行けるか。

ということでダンジョンを攻略しなくてはいけないようだ。

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