第21話 ダンジョン その2

「じゃあもう一発!」

ドッ!

そして倒れる。苦戦していた相手はたった2発で倒された。

「あ、、あのありがとうございます。」

「、、、いえいえ大丈夫です。」

とその男は周りを見渡し、

「怪我されている人がいるようなのでこれを。」

とポーションを渡してくれた。

なんとも優しい人か!

「あっありがとうございます。」

その時顔を見た。

性別は××で、××な顔で、、、

!?

思い出せない。確かに見た。そのはずなのに。

助けてもらった恩人。必ず覚えたはずなのに。

だが戦闘スタイルはわかる。拳だ。

でもそれだけしか分からなかった。

気づけばもういない。嵐のような人だった。

***

にしても、、、多いな!

先ほどはあまりいなかったのだが以上に数が多い。

しかも強さがバラバラである。1発で倒せるもの、2発で倒せるもの、3発で倒れるもの、、、

何かが起きている。

本当ならもっといきたいところだが、、、

「今日はやめておくか。」

と帰ることに決めた。

1回で認識阻害魔法を切る。

んじゃあ帰るか。

何もなかったかのように帰宅した。

***

「なんだこの死体は!」

何体ものモンスターが倒れている。

「これは51層の、、、こんなモンスター見たことがない!」

たくさんの強敵たちを倒せる。そんな奴がいるのか?

「しかもあの生徒たちは顔がわからないと言った。」

認識阻害魔法だろうか。と校長は考える。

しかもなんの報酬もいらないとは、、

なんとも心優しい人なんだ。

と勘違いするのであった。

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