第18話 ミッション②

「さてミッションだ。」

「もうそろそろくると思っていましたよ。」

「今回は誘拐された男爵の娘を取り返すことだ。」

「それって逆に殺されません?」

「それをうまくやるんだ。」

「にしても相手は何を交換材料にしているんですか。」

「男爵の命。」

「ははは、、、」

「分かったらやれ。」

「わかりました。」

***

ここか、、、物陰に隠れる。

魔力を感知、魔力は下の下、マナも下の下。

どうやって捕まえたんだ?

そしてその近くに縛られているのが男爵の娘、、、と

「顔は見たことがないな。」

首には毒の首輪が付いている。

なるほど、発明家か。

何が起動対象か。

① 相手の死亡に反応する。

② スイッチ式

③ 頭で思い浮かべる。

④近くに何かが張っていてそれにへれれば起動

、、、面倒臭いな。

解析するか。

魔力の分析。時間はかかるがいける。

うん。条件は④だな。

それは体にも張っている。

掻っ攫おうと思ったけど厳しそうだ。

なら首に風魔法でバリアを作ろう。

これなら起動しても、、

と解析がもう一つ。

なんと体内に毒がある。

、、、、元々何をしようと殺すつもりか。

回復ができる人を呼びたいところだが、約束の時間というものがある。

今呼んでも間に合わないし、、、

「仕方ない魔力の動機をするか。」

魔力を感じてまずは自分の近く、次に相手の近くと同期する。

次に男爵の娘の体内にある魔力と同期。

そしてそこにある毒を、

こっちに送り込む。

「ふん!」

きた毒を魔力で薄めていく。

体内が痺れてきたがなんとか乗り切った。

これで毒はない。

周辺を確認。いない。

女の首に魔力の膜を張る

「あとはいけるな。」

ビュン!

「なっ!」

回収する。

「残念だったな。毒針が、、、」

カキン!

体に刺さらない。それに加えて、

「パリン!」

割れる。

「だが遅い!もうそいつの体内には毒がある!もうそいつは死ぬぞ、、、、あれ?」

いつまで経っても毒が効かない

「なんでだ!最高級の毒を。」

「残念ながら同期させてもらった。」

「な!それはどういう。」

「知る必要はない!」

えっと倒していいんだっけ、

「えい!」

デコピンで倒れた。

そして魔力を抑制する手錠をかけて、、

「終わり!これでミッション達成だな。」

そのままその男爵の家に向かった。

「おお!助けてくれたのか!」

と目の前の男爵はいう。

「やはり、この組織は優秀なのだな!」

「ありがとうございます。」

「これで誰も死ななかった!ありがとな!」

そのままその娘はメイドたちにより連れて行かれた。

体に異常がない事を確認して、

「送らせてもらった。」

報酬を受け取る。(もらえるのは少し)

「それと感謝するためにあってもらいたいのだが、、」

「大丈夫です。十分感謝は伝わったので。」

「そうかありがとう。仮面の人。」

2回目のミッションもうまく行ったようだ。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る