第17話 ゲームセンター
「タケルくん!」
「どうした?」
「一緒にゲームセンターに行かない。」
今日もあいつらがくるかも知れないけど、、、
ソウタは目を輝かせている。
「、、、分かった。行くよ。」
魔法で倒せばいいか。
***
今日はあいつらいなかったな。
まぁ油断大敵だが、、
「ここだよ!」
「ガヤガヤガヤ!」
思わず耳を抑える。
「最初はびっくりするよね。」
「だな。」
だんだん慣れてきた。
「で何をするんだ?」
「、、、、」(説明を受ける。)
「よし。分かった。」
「じゃあ最初に何をしようか?」
とタケルの目に映ったのは何やらもぐらが出たり沈んだりしている装置。
なるほど叩いてスコアを稼ぐと、、
「あれやってみたい。」
「よし!じゃあ勝負だ!」
ここにお金を入れるのか。ちなみに、お金はおじさんからもらった。また引かれそう、、
ちなみに魔力を使ったら警備員に注意されるらしい。
天井を見ると魔力を検知するものがある。
「頑張ってね!」
と機械から音声が流れ、モグラが出てくる。
普通のモグラと黒いモグラ2種類いるようだ。
よし!やってやる!
、、、反射神経に自信があったタケルだったが、なんと3点だった。
なんで、、全部叩いたのに
「すごいね、、、でもね。これ普通のモグラは叩いたらダメで黒いのだけなんだ、、」
それを先に言ってくれ!!
ちなみにソウタは15点だった。
「負けました。」「ごめん言ったらよかったね。」
ここでもう一回というのは嫌だったのでこのままにした。
次にパンチングマシーン。
この機会はマナの使用はいいらしい。
「次は勝つ!」「次も勝つよ!」
まずはソウタ。
得点は22点。
「むむむ。」
次は俺の番である。
オラっ!
「ドン!」「えええええー!?」
100点。このマシン史上初めてであった。
「タケルくんって、、何者?」「それは、、、」
「まぁ隠したいこともあるしね!君が悪い人には見えないし。」
危ない。心の広さで助かった。
「パワーじゃ負けるから、、、次はクレーンゲーム!」
魔力ならすぐだが、使えないんだよな。
「これなら勝てるよ!」
同じ機械で取り合う。何円で取れるかという勝負だ。(リタイヤあり。)
まずは俺の番。
微妙に調節して、、、行った!
確実にこれはいった、、、ってあれ?
「ポトっ」
「弱すぎだろ!」
「これがクレーンゲームの闇だよ。」
「こんなの取れないじゃんか!」
「ちょっとずつ近くしていくんだよ。では僕も1回目の前に、、、店員さん!」
え?
店員さんがくる。
「これを取りやすいところに。」
「わかりました。」
それはずるいだろ、、、
だがそれでも取れなかった。
「俺もお願いします!」
、、、、
ソウタは10回目に、俺はリタイヤ。
これで2対1。
「次は1回でにしよう!お金使っちゃうし。」
ということでシューティングゲーム。
1回でどれだけ進めるか。
これは俺のエイム力が輝き、勝った。
これで2対2
「じゃあ最後は、、太鼓の達人だ!」
「何それ?」
と連れていかれると何やら大きな太鼓が置いてある。
ルールを聞き、早速2人プレイ。
歌は、、最近流行っている曲にした。(一応タケルも知っている。)
「えっと、、、」
こういうやつはずっと叩いていればいい。という乱拳の考えでやった結果、点数はものすごく低くなった。
「難しかった。」
これで3対2で負けた。
「楽しかった!」
「そうだな。」
負けたのは悔しいが、とても楽しかった。
「またいろんなところ行こうね。」
「おう!」
久しぶりにいい日を過ごせた。
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