第16話 襲いくる敵 その2
2日ほどサボっていたのでその分です。
***
「今日も疲れたー!」
あの教師からは睨まれるわ。ルークからは色々言われるわ、、、
「多分今日も来るんだろうな。」
ゆっくりと過ごしたかったのだが
「、、、ほらやっぱり。」
少し歩くとついてきている人がいるのを確認。
奴らよりもダントツで探りにくい。
「まあとりあえず逃げよう。」
昨日と同じく、屋根の上に登り走る。
それに気づきついてくる。
「まだ仕掛けてこないか、、いつくるか、、」
な!?
斬撃!?
もし周りに魔力を拡散していなかったら怪我してたな。
じゃああれはただの魔力の塊か、、
「それにも強力な隠ぺい魔力を張っているとは。」
「、、、殺すつもりでいたのだが」
、、、近くにいてようやく認識できる。
構える。こいつは昨日のやつとは違う。
!?咄嗟に体を傾ける。
腕が首のあったところに来ている。
腕を掴み叩きつけようとすると、
その腕をすぐに動かしてそこから首を狙ってくる。
「つーー」
血が流れる。
ビュン!ドッ!
攻撃を仕掛けるが避けられる。
後ろ!
腕を振る。もういない。
「全集中。」
ブン!いるはずのところに腕を振る動作をしながら、、
「グハッ!」
切り替えて狙う。
「この、、、」
短剣を構える。
首!狙ってくる!
しゃがむ。からの下から腹に向かってパンチを繰り出す。
霧のように消える。そして刃は首のすぐ近くに、、、
「ギギギィ!」
魔力の膜を張っておいてよかったな。
肘を腹に当てる。
「ぐっ!」
そして頭を狙う動作をしながら、足を引っ掛けてバランスを崩し。
「乱拳。」
ドドドドド!
連打を繰り出す。
「グハッ。」
これで終わりだ!
「ドッ!」
、、、厄介だったな。と思いながらも何も施さずその場を去った。
***
「何かあったのか?」
とおじさんに問われる。
「うん。暗殺者がね、、、」
「それは大変だったな。」
「そうなんだよ。」
「少し話は変わるが友達はできたか?」
「もう少しその話をしてくれてもいいのに、、、できたよ。1人。」
「そうか。それはよかった。大切にしろよ。」
「分かってる。優しいし。そういえばあのミッションの報酬ってもらったっけ?」
「はい。」
おお!ついに俺の初めての報酬が、、、?
「500円?」
「何か文句があるか?これまでの食事代を少しだけ引いているだけだが、、」
「ぐぬぬぬぬ。」
***
「な、、なんだと!あいつもやられたのか!?」
「は、、はい。」
「、、、手は尽くした。仕方ない。あいつが何もしない事を願おう。」
「ですね。」
ルークはため息をついた。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます