第15話 襲いくる敵 その1

今日は少し魔法について語った後、実習ということになった。

「モンスターに使えなければ意味がないからね。」

ということらしい。

だがさすが戦闘科。誰1人倒せない人はいなかった。

まぁそのような感じで今日は終わる。

ほんとは潜りたいんだが、目立った行動はな、、

もう少ししてからにしよう。

***

ついてきている。

多分ルークが言っていたものたちだろう。

隠れているつもりだが見え見えだな。

「引き離すか。」

急な全力疾走。

それには何人か遅れた。

3人。そいつらが強いな。

その3人だけ反応が薄い。

「バキッ!」

大きく踏み込み、屋根の上に登る。

とすぐに、短剣を持ち、黒いマントを被った男が1人仕掛けてくる。

姿が見えなくなる。だがすぐに目に魔力を込めて可視化。

「乱切り。」

不規則な剣。どこからくるかも予想できない。

「なっ!」

だがそれに反応して

「カキン!」

弾く。あいた腹に一撃を、

「ビュン!」

与える前に消える。

首か。後ろから来た剣を掴み、

下に叩きつける。

軽い。短剣を話したな。おそらく何個か持っている。

「鬼斬!」

首を狙い、2つの短剣をクロスさせる。

たはずだった。いつのまにか骨が折れている。

「グハッ!」

「まずは1人だな。」

次には2人同時で来る。

挟み撃ちね、、

そこをうまく避けて、

「「くっ!」」

2人はぶつかる。

「この!」

1人は頭、1人は足を狙う。

と足を上げて。頭を下げて回転する。

足を狙っていた男は蹴り上げられ、頭を狙っていたものと当たる。

「んじゃあ」

ドッ!

2人とも吹き飛ばす。

とそこから遅れてきた数人が襲いくる。

「ドンドンドン!」

だが全員倒れてしまった。

「おっけいだな。これで一件落着。」

何もなかったかのように帰宅した。

***

「なっ!あいつらがやられた!!」

素早さはAランク冒険者以上。存在隠しだってAランク中位ほどはあり、攻撃力防御力も優れていたあいつらがやられた!?

「本当なのか。」

「はい。失敗したと連絡が。またもう関わらないとも。」

「、、、金は。」

「失敗したため、依頼料は取られましたがそれ以外は。」

「ではあいつを雇え。」

「わかりました。」

「、、、実力を隠しているということは必ず何かやましいことがある。今のうちに倒しておかなければ、、」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る