第13話 初めてのミッション その2
「無茶だよこんな数!逃げようよ!」
「?なんでだ?」
「もう僕いいよ。自分からやらないって正式にいうよ。」
「いいのか。」
「うん。だってやっても無駄だし、怖いし。」
「、、、」
「聞いてください!僕は辞めるので、、、」
「助けてってか?無理だ。」
「なんで。」
「何があっても殺せ。というのが命令だからな。」
「そんな。それでも逃げましょう。隠れていれば。」
「いややるよ。」
何人いても弱ければ同じだしね。
「でもこんな数、、」
「いけ!世間知らずのガキに痛い目を合わせてやれ!」
と10人ほど襲いくる。
「ドドドド!」
「なんで!なんでそんなことができるの?怖いし、勝てないかも知れないし、死ぬかも知れないし、、」
「自信があるからだ。」
「え?」
「俺には自信がある。どんなに強敵でも、勝つという気がなきゃ勝てない。
どれだけ可能性があっても動かなければ手に入れられない。」
まあ今回は余裕だが。
「、、、」
「どうせ一緒なんだ。狙われるのは。それならやった方がいいんじゃないか?」
「、、、」
「舐めるな!」
一気に来る。
「やっぱり。」
「?」
「やっぱり僕はやるよ!出るよ!」
「了解!」
ドドドドドドド、、、
その後、その周辺で大量の人が倒れているのが発見されたのがニュースになった。
***
「んじゃあ。」
「うん。ありがとう。」
「頑張れよ。応援してる。」
「うん!」
「あっ坊ちゃん。無事に疲れたんですね。もう疲れたことでしょう。前も言った通りこの場所でやめると宣言をしましょう。奥様の意思に歯向かいますが、、、」
「いや、、」
「え?」
「やります。」
「え?でも昨日は。」
「関係ありません。やります。」
「ちょっと坊ちゃん、、、」
離れて行った後に、
「ミッション失敗ですね。やめさえれませんでした。まぁあの人に投票なんてないでしょしょう。それどころか言葉が詰まりそうですね。」
***
「ざわざわ。」
「あいつ。どうするんだろ?」
「流石に、やめるだろ。」
「だよな。」
「早くおわらないかな。」
「次はカイ様の発表です。」
、、、
「僕は、、、僕は後継争いに参加します。」
会場に激震が走る。
「僕は最初、、、」
誰も期待していなかったその発表、寝て過ごそうと誰もが思ったその発表は人の心に大きく残るような発表だったらしい、、、
***
「うまく行ったな。」
「ですね。あの人もうまく行くといいんですけど。」
「まぁ見守ろうぜ。」
「ですね。」
そして最初のミッションは成功に終わった。
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