学園編

なんの変哲もない日常?

第11話 入学

「にしてもこんな学園とも繋がりがあるんだな。」

ということで組織のつながりにより裏入学をすることとなった。

「それよりも高校生になったからな、、ミッションを受けないといけない。」

学校のことよりそちらの方が心配だ。

校門を越え教室に向かう。

戦闘科、、戦闘科っと、、

「「あった!」」

「あっ。」

ある男子生徒と声がかぶる。

「こんにちは。」

「どうも。」

「君も戦闘科?」

優しそうなやつだな。

「そうだ。」

「これからよろしく。」

「よろしく。」

と会話を終えてクラスに入る。

何やら白板に人が集まっている。覗いてみるとそこには座席表が載っていた。

後ろの方だな。

とその席に向かい座る。

と横には先ほどの男子生徒がいた。

「奇遇だね。」

「だな。」

そのままの流れで自己紹介をした。

相手の名前はソウタ。というらしい。

「はい!みなさん座って!私の名前は、、、」

と教師が入ってきて説明を始める。

「、、、では早速ダンジョンに行ってみよう!」

***

洞窟に入る。

ここがダンジョンか、、少し違っている。

「あっ!」

と1人の生徒が言う。

そちらの方には緑の人間とは違う奇妙な生物がいた。

確かゴブリンだったはずだ。右手にはこん棒を持っている。

「誰か倒してみたい人ー!」

おじさんからあまり目立つな。出るとしても認識阻害の魔法をかけろと注意されているため出られない。

「はい!」

と1人の生徒が前に出る。

剣士か、、

魔力は下の下。マナは下の中(タケル主観)ってところか。

その途端ゴブリンは動き出す。

動きは人に似ている。いや少し知能が足りないかも知れない。

とりあえずこん棒を振っているという感じがする。

「シュシュシュジャキン!」

と生徒はゴブリンを倒す。

「すごいわね!さすがクラス1位!」

「ははは!そんなことないですって!」

「ではみなさん。何人かで班を組んでください!」

「タケルやろ!」

とソウタが話しかけてくる。

「いいぞ。」

そんな感じで5人組を作る。

ちなみに俺の武器は剣にしてある。

剣にマナを込めて調節して、、、

他の人を見る。ちょっと威力を抑えるか。

「シュシュシュシュ!」

1体を倒す。

「怖い、、、」

ソウタは少し怖がっている。

「大丈夫か?」

「う、、うん。」

大丈夫じゃなさそうだな。

「動きをしっかり見ろよ。意外と単調だぞ。」

「確かに、、」

「深呼吸だ。落ち着いたらできる。」

「ヤァっ!」

なんとか倒すことに成功したようだ。

「いけた!」

「じゃああとは一緒だ。」

***

相当な数を倒した。

グループで言うと2位だったような気がする。

と先生が近づいてきた。

「裏入学のタケルくん。今日はなんとかついてこられたようね。」

なんだこの人?

の金で入ったんでしょ?学校の先生の中で有名よ。自分は何もしてないのに。」

知らないくせに言うな。という文句を心に込めて黙り込む。

おじさんが危害を加えるなって言ってたけど意外とストレスが溜まる。

「ほんと。それを自分の力だと誤認識してしまうのよねー。」

いう必要あるか?それ。というか俺の親は、、

「最悪よね。あの成績1位のアルン君を見習ってほしいわ!」

、、、

「その通りだから黙っちゃったわね。」

無理だ。

ギロッ!

殺気を飛ばす。

とすぐに尻餅をついた。

「ひえっ!」

「関係ないでしょう?」

と言い残し俺はその場を去った。

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