第2話 おじさん

意識が戻った。

目を開けるとそこには知らないおじさんがいた。

「?おじさん誰?」

「おじさんはアルクというんだ。」

「なんでここに、、」

とともに先程までの記憶が戻る。

「ウェーン!」

涙が止まらない。

ポン。

とおじさんは頭にそっと手を置いた。

「大丈夫だからね。」

と言った。

でも止まらない。

「大丈夫大丈夫。」

、、、

時間が経った。ちょっとずつだが落ち着いてきた。

「ありがとう。」

「どういたしまして」

「あの後僕はどうなったの?」

「僕に抱きしめられてここに来たのさ。」

「ここはどこ?」

「森にある小屋さ。」

「安全?」

「安全だよ。」

と言った後少し考える。

「僕これからどうしよう?」

「よし!じゃあ学校に行こうか!」

「安全?」

「安全。ここよりもね。しかも楽しいよ。」

「行きたい!」

「じゃあ行こう、、」

「おじさんは一緒?」

「、、、ごめんね。行くところがあって、、」

「じゃあそこに行く。一緒がいい。」

「でもなぁ、、」

と考える。

そしてこちらを見てまた考える。

「とっても危ないよ。」

「安全じゃないの?」

「うん。怪我をするよ。」

「でもいきたい!おじさんと一緒だもん。」

「、、、ほんとだね。」

「ほんと。」

「断れないな、、。よしじゃあ一緒に行こうか。」

「うん!」

とまた意識がなくなった。

そして目が覚める。

目の前にはおじさんがいる。

「ついたよ。」

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