捨てられた男は強くなる。

*-*apple

序章 入隊、そして成長

幼少期

第1話 捨てられる

「はぁ、、、」

とダンデの妻ラフレはため息をつく。

今日は子供のタケルが6歳となり才能を測る検査をしているのだが、、

「全く才能がないとは、、」

才能がなかった。

「これまでの6人は才能があったのにねぇ、、」

「そうだな。このような才能なら捨てても構わないか、、」

「そうですね。浮いた分をあの子たちにかけれますし。」

と両親どちらも同意したため捨てられるのは確定した。

「あとはどこに捨てましょうか?」

「この近くに森があるだろ。あそこでいい。必ず見つからない。」

「そうですね。あの死の森と言われるところでこの子が生きれるはずもないですもの。」

「そうと決まれば、、」

「行くか。」「いきましょうか。」

***

「タケル!一緒に森に行ってお父さんが戦うところを見ましょう!」

「本当!」

タケルは戦うことが好きだ。父のダンデが戦う姿に心打たれたからである。

「行こうか。」

とその森の中に行く。

「こっちよ!」

「うん!」

どんどん奥に進んでいく。

シュッ!

何かをかけられた。眠くなっていく。

「おやすみ、、、タケル!」

その後うっすらと母と父が去っていくのを見た。

確信した。捨てられたのだと。

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