希望の光
タッタッタッタッ
…おい!
???
隼人「麻衣!ハア、、ハア、、、」
麻衣「隼人?!なんでこんなところに?」
隼人「昨日あんなことあったばっかりだし、今日も落ちてんじゃないかと思って」
麻衣「その通りかも、、」
隼人「ッ、、ちょっといいとこ連れてってやる」
麻衣「えっでも学校は?」
隼人「そんな顔で一日身持たないだろ」
麻衣「そんな顔って、」
隼人「こういう時くらい無理すんなよ!」
麻衣「ッ…うん、わかった!」
隼人「よし!じゃあ、いくぞ!」
麻衣「ってどこに?!」
隼人「ナイショ⭐︎」
麻衣「なにそれ〜!」
今にも泣き出しそうな私を見兼ねて
なにやら電車に乗って
'いいとこ"に連れ出そうとしてくれているみたい
いつものビルが建ち並ぶグレーの景色から
木々が立ち並ぶ緑色の景色にだんだん
色が変わってきて、、、
麻衣「うわ〜海だあ!!」
隼人「湾ね(笑)」
麻衣「一度行ってみたかったの!」
隼人「言ったろ?いいとこに行くって」
麻衣「うん!!」
隼人「まずは憂さ晴らしに最適な、、」
麻衣「渋那湾パーク、、!?やったー!!この遊園地ずっと来てみたかったの!!
隼人「だろ?」
うわぁ〜渋那湾パークずーっと来てみたかったところだから楽しみすぎる〜!
隼人「ほれっチケット、早く中入ろーぜ⭐︎」
麻衣「うん!」
隼人「何から乗る?」
麻衣「えっとねぇ〜これ乗りたい!」
隼人「えっこれ?!」
麻衣「うん!ここ来たら絶対乗るって決めてたんだ!」
隼人「まじか、、!」
麻衣「いこ!」
隼人「ぅ、、おう!」
スタッフ「何名様ですか?」
麻衣「二人です!」
スタッフ「かしこまりました!いや〜美男美女のカップルで今日は遊園地デートですか?」
麻衣「えっあ、そのそんなんじゃないですよ〜!」
スタッフ「またまた〜!照れちゃって!ねえ?可愛い彼女さんですね?」
隼人「えっあ、俺は、その、、!」
スタッフ「彼氏さんも固まっちゃって♡可愛いカップルさんですね!おっと!コースターが到着でーす!それではお待たせしましたー!いってらっしゃーい!!」
カッカッカッカッカ
麻衣「きゃあ〜〜〜!!♪」
隼人「うわぁ〜〜〜!!」
麻衣「めーーっちゃ楽しかったね!これ!!」
隼人「あー、そうだな、!」
麻衣「なんか暑くなってきちゃったね〜」
隼人「そうだ!ちょっと買ってくるからここ座って待ってて!」
麻衣「あ、うん!」
隼人「はいっどうぞ♪」
麻衣「ありがとッ、、なにこれ?つぶつぶしてる、、ビーズ??」
隼人「食べてみっ!」
麻衣「ぱく、、ッ、、おいしい!!!アイスだ!」
隼人「だろ?、、ぱく、、ッうま!」
隼人「そろそろ渋那ビーチ行く?」
麻衣「行く!⭐︎」
麻衣「うわ〜!!⭐︎めっちゃきもちいいとこだね〜!ずーっとここにいたい!!」
隼人「、、あのさ、、あんま無理すんなよ」
麻衣「えっ?」
隼人「お前が強がったりしてんの、もう見てらんねーんだよ」
麻衣「そんなこと、、」
隼人「俺のこと、もっと頼れよ」
麻衣「ッ、、いいのかな、、」
隼人「あたりまえじゃん、、てか、いいかげん、、気づけよ、、」
麻衣「、、なにを?」
隼人「俺はお前が好きなんだよ!」
麻衣「、、、え?、、」
隼人「まだ気持ちの整理とか、ついてないのもわかるし今すぐどうこうってわけじゃなくていいから、俺のことみてほしい。、、」
麻衣「えっと、、、」
隼人「ッ、、まあ、その、話し相手が欲しけりゃいつでもいくし、だから、一人で抱え込むなよ」
麻衣「ありがとう、、ごめん、でも今はちょっと頭ぐちゃぐちゃで、、」
隼人「返事とかほしいわけじゃないからさ、、とにかく俺がいるってこと忘れないで」
麻衣「ありがとう、、」
隼人「じゃあそろそろ帰るか!」
麻衣「うん、、」
不思議だな
隼人の後ろ姿いつも見てるはずなのに
今日はなんだか
男の人って感じがする
なんだろう、この感覚
麻衣「ありがとう、家まで送ってくれて、それと、今日めっちゃ楽しかった!本当に、ありがとうね」
隼人「楽しんでくれて良かったっ!てか俺もめっちゃ楽しかったし!」
麻衣「じゃあ、また明日ね」
隼人「おう!」
本当にありがとう、、隼人、、
あのまま無理に学校行ってたら
どこかで涙腺崩壊してたかも
てか、隼人、わたしのことあんな風に、、
想ってくれてたんだね、、
私は隼人のこと、どうおもってるんだろう、、
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