第3話

「…どうして知ってるのか、気になる?」


「…別に」


「君のお母さんね、俺の親父の不倫相手なんだよ」


「っ…」




不倫、相手…?


不倫、だなんて…、母が…そんなこと、するわけないじゃない。







「俺ね、見ちゃったんだ。午前中に学校が終わった日に、家に帰ったら君のお母さんと親父がセックスしてるところを」


「っ…」


「あぁ、かわいそう。母さんが…俺の母親が、かわいそうだと思わない…?」


「…」

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る