レシート裏に書かれた番号
第8話
「ねぇ~今日マ●クにしようぜ、昼メシ」
「あ? 別にいいけど…」
俺は久しぶりに遊んでいるマブダチと昼メシをマ●クで食うことになった。
「ってか何でマ●クがいいなんて言うわけ?」
「いや…実はさ」
そう言ってヤツは話し出した。
「マ●クで働いてる店員が可愛くてさ…ついつい通いたくなっちまうんだよね」
「はぁ…」
「いや、本当だって! お前だって絶対通いたくなるって!」
そう言ってマ●クに着き、俺たちは中に入った。
そして、目についた。
中に入ってすぐわかったよ。
ヤツが言ってることは本当だった。
「何になさいますか?」
「え~っと…ベーコンレタスバーガーセットで」
「お飲み物は…」
そんな感じでヤツの言っていた可愛い子が俺の注文を聞いていく。
「790円になります」
そうして俺は1000円を払う。
「210円のお返しです。右側に寄ってお待ちください」
そう言って彼女は俺にお釣りとレシートを渡した。
俺はそれを受け取って、右側に寄る。
ベーコンレタスバーガーたちの乗ったプレートを渡されて、俺は先にイスに座って待っているダチの元へ向かった。
「お前、羨ましいなぁ~あの子が注文聞いてくれて」
「あぁ、まぁ…」
「俺さー、通っててもなかなかあの子にならないんだよね」
「そうなのか…」
俺はさっき受け取ったレシートをふと見てみる。
裏を返せば何か番号が書かれていた。
レシート裏に書かれた番号
(これは…いつ書いたんだろう?)
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