第25話

その用件でございますか…。



『うん』



『どんな風に告白されたの?』





私の耳に聞こえてくる美和子の声の明るさから、恋愛話が好きな女子特有のキラキラした表情をしているんだろうな、というのが電話越しからでもわかった。



私はそれに答えるのがイヤだったけど、何をされるかわからなくて『えー、なんか直球に「好きです!」って言われて、「付き合ってくれますか?」って聞かれたから「考えさせて」って答えたら帰っちゃった』と正直に答えた。

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