第7話

連れてこられたのは喫茶店。


そこはいつも行くカフェとは違う、ちょっと大人な雰囲気のあるところだった。


注文を済ませ、あたしは思わずキョロキョロと辺りを見回す。







「こういうとこ、来るの初めて?」


「え?」


「なんか、物珍しそうに見てるから」


「あ…」


あたし、ガキみたいな行動取っちゃってたんだ…




「かわいいね」


「っ…」


向かい側に座り、頬杖を着いてクスッとあたしを軽笑する彼は、ものすごく色っぽく見えた。

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