第8話

「え?まぁ、俺が付き合わせてるからな…」


「じゃあ、いっぱい食べようかな!」


「よし、じゃ、俺の行きつけのイタリアン行こうぜ」


そうして、あたしは裕貴に連れられ、裕貴行きつけのイタリアンへ行くことになった。



そこでのイタリアン料理は、本当においしかった。


今までこんな味…楽しんだこと、ない。



そのあと、裕貴はなぜかあたしに服を買ってくれて、それに着替えさせられた。







「…な、なんで…?」


「んー? なんか、瀬那に似合いそうだったから。今日、付き合ってくれたお礼」


「いいよ、別に。…でも俺、さっきの、お節介だとは思ってないから」


「さっきのって…」


「オッサン、いたじゃん。あいつとヤって、10万もらおうとしてたんだろ」


「…」

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