第6話
何、こいつ。
自意識過剰?
度が過ぎたナルシスト?
…おもしろい。
あたしはつい「プッ」と噴出してしまった。
「あ、お前、笑ったな?」
「笑ってないよ」
「いや、笑った!笑った罰として、これから俺に付き合いなさい」
「…は?なんで…」
「じゃあこれから用事でもあるのか?」
「…」
「ほら、ないだろ?だから、俺の相手しろ」
「いくら?」
「…あのな。俺はセックスしろなんて言ってない。俺とメシ食ったり、そういうことに付き合えって言ってんの!」
「…めんどくさい」
「ほら、つべこべ言ってないで、行くぞ!」
「あ、ちょっと…!」
このお節介でナルシストな男に腕を引っ張られ、なんだか付き合わされることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます