第13話
いつもはちょっとイカつい先輩だけれど、その印象はまったく感じられない。
そんな先輩に、あたしも頬が紅潮する。
「…そんなこと言われたら、俺だって困るんですけど…反応に」
「…え?」
「俺は普通に接してるのにさ…、そういうこと言われたら変に意識しちゃうじゃん」
「す、すいません…」
「いや、いいよ別に。ってか、一緒に帰る?」
「え、でも…」
「ひとりで帰るんでしょ?」
「そ、それは、そうなんですけど…」
「じゃあいいじゃん。帰ろ」
「は、はい…!」
そうしてあたしは先輩と一緒に帰ることになった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます