「えっ、俺なんか悪いことした…？」

あたふたする先輩に、あたしは首を横に振る。

「違うんです。ただ、一気に嬉しいことがありすぎて、頭が追いつかなくて…。それに、顔覗かれるのは、恥ずかしいですから…」

「…」

や、やばい。

引かれた…よね…？

いきなりこんなこと言うんじゃなかった…。

そう思って顔を上げると。

なんとなく照れた表情の先輩がそこにはいた。

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。（ログインが必要です）

新規登録で充実の読書を

マイページ: 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる; 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める; フォローしたユーザーの活動を追える
通知: 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴: 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい