第13話
満月は人の心を狂わせるとよく言われています。
通常は固く閉じ開くことのない各界の時空の扉。
それが開くのも満月なのです。
知っている者達はこの日を待ち望み、行きたい界へと乗り込もうとします。
のですが
鬼ヶ島は、鬼の主刹鬼様は鬼に三界へ行くことも三界の者達がこちらへ来ることも許しません。
よって鬼ヶ島の時空の扉は満月の日には警備が厳重となります。
厄介なことに扉は数ヶ所あり、イレギュラーで全然違うところに開くことも。
よって満月の日は鬼ヶ島全体の空気が張り詰ます。
もちろん、刹鬼様もわたくしも。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます