一号護衛空母

我が国が「鳳翔」や「龍驤」で得られた経験を活かし建造された小型の空母で、もっぱら再編された海上護衛総隊の空母や航空機輸送用の空母として使用された。

船体は「五十鈴」型をベースとし艦首には「青龍」型でも採用されたエンクローズドバウにバルバスバウを組み合わせたものを採用した。飛行甲板は甲板面積を広げるためにアングルド・デッキが装備されたため発艦と着艦を同時に行うことができるようになっている。特にパイロットからは好評で着艦するときの難易度が幾分か下がったとのことだ。アングルド・デッキ配置は甲板面積を増やすことができさらに発着艦が同時にできるため一号型以降に建造された艦はすべてアングルド・デッキ配置を採用している。航空機を発艦させるカタパルトは九六式蒸気カタパルトを艦首に2基搭載している。これは余談だが中型の造船所で建造可能な初の空母となり建造期間が通常の重巡より少し長いだけなので大量に建造された。また大量建造されたため艦の名前が1号、2号と数字になった初の空母でもある

諸元

基準排水量:12,000t

全長:197m

全幅:34m

最大速力:30ノット

航続距離:18ノットで8,000浬

飛行甲板:アングルド・デッキ配置

     九六式蒸気カタパルトを艦首に2基

搭載機:常用機40機

(戦闘機40機または戦闘機20機、艦攻20機)

    補用8機

兵装:九五式105mm連装両用砲4基8門

   九九式40mm連装機関砲4基8門

   各種機銃多数

乗員:1,000名

起工:昭和13年4月(1番艦)

就役:昭和14年4月(1番艦)

同型艦:20隻

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