「蒼龍」型航空母艦

我が国初の電気溶接を使用し、かつ煙突一体型の艦橋を使用した空母で②計画では5隻が計画、建造された。またこの艦以降に設計された空母の艦橋はすべて一体型となっている。(なお艦橋は全艦右側に配置されておりこの艦以降も同様である)

1937年一番艦「蒼龍」に試作油圧カタパルトが搭載され各種試験が行われたが二番艦「飛龍」には試作蒸気カタパルトが搭載され各種試験に使用された。

1938年には同型艦5隻すべてに九七式蒸気カタパルトが艦首に2基搭載され、翌1939年にはボフォース40mm機関砲をライセンス生産した九九式40mm機関砲が搭載された。以下の諸元は1939年の改装後である。

諸元

基準排水量:22,000t

全長:240m

全幅:25m

最大速力:34.0ノット

航続距離:18ノットで8,000浬

搭載機:常用機64機

(戦闘機44機,艦攻20機)

    補用12機

兵装:九五式105mm連装両用砲6基12門

   九九式40mm連装機関砲10基20門

   九九式40mm単装機関砲10門

   各種機銃多数

乗員:1,500名

起工:昭和9年4月

就役:昭和11年12月

改装:昭和14年

同型艦:「蒼龍」「飛龍」「赤城」「加賀」「翔龍」

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