ウヰスキーのボトル。
「ウヰスキーのボトルは非常にエロい。」
この宇宙店主。
基本には忠実、常に地球語で表現出来るモノに対しては、頑なに純地球語での描写を心掛けて居る。外来地球人語も、未だ使った事が無いのでは?
更にカタカナも異常なまでに多様して居る。片仮名の一語一語が持つ、
“イヤラシサ満載の湾曲具合”
“初めて地球人文明が発明した様な、単純且つ明確な破壊力を持つ簡潔な文字”
現時点の地球上での最新機器や、取り敢えず流行って居る一過性の流行地球語などに付いても、一切『宇宙書店』の全作品で扱った事や、描写した事が無い。恥ずかしいからだ。
本当に此処で描写したくは無いのだが、一例を描いた方が、感受性が乏しく、阿呆な地球人読者にも理解出来る為、断腸の思いで描かせて頂く。
「感謝してね。」
其の一) 携帯電話
其の二) テキスト
其の三) ライン
其の四) インスタグラム
其の五) “エックス”テュイッタァー
其の六) ユゥテューバー、並びにヴィテューバー
ナドナド。
因みにコノ宇宙店主。
其の一) に関しては所有済み。其の内訳は、只単純に、住んで居る地域に公衆電話を発見出来る回数が激減した事による弊害。
其れ迄は、廻りの地球人達から、
「えェっ!未だ宇宙店主、携帯電話持って無いのォ?」
「ン?チミぃ、携帯電話の番号ナイの?だったら、若しもウチの会社の作業員がチミん家に行ってさ、チミが不在だったら一体如何すんのさ?作業出来ないジャン!」
とか。
確実に携帯電話が無いと不便な地球人生活になった昨今。本当にギリギリまで戦ったみたのだが、時代の大波には逆らえず。
(チっ!こんなんだったら、若い頃から波乗りを覚えておけば良かったね..)
流石にコノ宇宙店主も泣く泣く、遅かれながら携帯電話を地球人人生に導入する羽目となった。
ハナシがズレた。
冒頭の、「ウヰスキーのボトルは非常にエロい。」
(ン?ちょっとちょっとちょっとォ!宇宙店主ゥ?チトさ、矛盾してナイ?だってさ、“ボトル”ってさ、宇宙店主が忌み嫌う“外来地球語”ジャン?だったらさ、“ボトル”じゃ無くてさ、『瓶』じゃナイの?)
「ハイ!御指摘アリガトウ御座います。確かに正論デスね!」
“ボトル”は『瓶』。
『ビン』とも表現する事が出来ますね。
然しながら、『ウヰスキーの』の御供に一番合って、シックリ来る地球語は“瓶”でも無ければ、“ビン”でも“びん”でも在りません。
「『ボトル』です。」
若しかしたら、未来の『宇宙書店』に、
『ウヰスキーのビン』や
『ウヰスキーの瓶』や
『ウヰスキーのびん』や
『ウヰスキーのbottle』が登場するかも知れません。
良いんです。
「これが幻想物語の愉快な醍醐味デスから。」
では。
宇宙店主
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