第5話 メッセージ

今回は短いです。ごめんなさい。



◆♡◆


 時は過ぎて今日は登校日。

先日休んでしまった為かクラスメイトからの心配の連絡に大丈夫と返しながら登校をする。


 しばらくは絶対安静とレティに言われたものの、何かあれば魔物は討伐に向かう。

狙いはで騒動を起こすことなので正直なところ一度協会あたりに捕縛されたほうがやりやすいだろう。しかしながらリスクも大きいのが現実だ。

いつか現れるはずだ。だからそれまでは慎重に行動しよう。


―――ピロン♪


 メッセージアプリの通知音が響いた。

相手は…………毒蝮八重どくまやえなんともヤバそうな名前だがヴァイちゃんである。内容は………


『お姉様!本日は絶対安静とのことなので放課後一緒にお茶でもどうですか!?もちろん女体で!!拒否権はありません!!』


 だった。拒否権ないのかよ。人権 is 何処?まぁ、拒否できないらしいから了承するしかないよな………。『了解』と返信をしておく。追加で『何処に行くの?』ともメッセージを送っておく。


 しかし……女体でかぁ、一度家に帰ってから、変身して、服を変えて云々して……、ああ非常にめんどくさい。めんどくさいが、寝てた間ずっと看病してくれていたらしいし、しょうがないか。はてさて、何を着ていこうかねぇ。スカートは確定として………。うーん。


「寒っ」


 季節としてはもう12月。

気温もどんどん低くなり、一部の地域ではシンシンと雪が降り注ぐ季節でもある。そして、そんな季節のなかで防寒着を着ようともしない輪廻 はアホなのか阿呆なのか。

 そんなことをライが考えているなか、輪廻は毒蝮さんからの返信のメッセージを見ていた。


『最強、駅前に喫茶店がオープンしたらしいのでそこに行こうと思います!!チョコレートケーキが美味しいとか!』


『駅前集合です(*^^*)』


 駅前かぁ…

またまた、了解と返信をしてスマホをしまった。


 目の前にあるは大きな白色の建物。輪廻が通っている高校である。

いつものように校舎に入り、3階にある2年の教室に向かった。例のごとく教室に入ると一部のクラスメイトから心配する言葉をかけられたが、それも直ぐに無くなり、いつもと同じような日常が始まった。


 


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TS変身魔法少女の世界反逆活動 玉響瑞波/Mizuha Tamayura @toruppou

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