第5話初めて
私は如月凜(きさらぎりん)高1の姫女子だ。
私は早乙女翠(さおとめすい)とビジネスカップルをしている。今日もその為に来たのだ。私はビジネスカップルになってから完全に翠のペースになっていると感じている。何故なら翠は平然としてる一方私ばっかりが変に意識しまくってるのだから。だから私は翠にすこしでも意識してほしくて、ある作戦を思いつき実行することにした。この方法なら何かしらの反応はしてくれることだろう。私は期待を胸に心を躍らせていた。そう考えているうちに翠がジュースとお菓子を持って部屋に入ってきた。「凜ージュースとお菓子持って来たよ」そう言ってテーブルに起きながら彼女は私に話しかけた。「う、うん!ありがと、、翠!」私は少しぎこちなく言った。ある作戦をいつしようかチャンスを伺っているのだ。いつしたらいいのかが大切なのだ。「凜、このお菓子好きだったよね」そう言ってポッキーを見ながら言う、好きな物はお互い長い付き合いで大体知っているこそ言えるセリフだろう。「う、うん!あ、そうだ!」私は何かを思い出したように手をたたいた「ん?」彼女は鈍感なので気づいてないようだ!私はそっと口を開いた。。。「翠!!!ポッキゲームしない?」そう彼女に提案した。そう!私が思いついた作戦はポッキーゲームなのだ!私の好物を用意することは想定済み!いままでしたことないのだから絶対意識してもらえるはず、、、!
「うん、やろっか」彼女は意外とあっさりと返事をした。まぁコレも想定済みだから問題ない!大丈夫なはず、、、、「ふぅわえて?(咥えて?)」ポッキーを加えながら私はそう言う、ポッキーを咥えているから上手く喋れない。
「これでいい?」そう言って彼女は片方を咥える。それを合図に彼女はさっそくゆっくり食べ始めた。私は負けじどポッキーを食べ始めた。
近くで見ると、、、食べ方綺麗だな、、、私のようなハムスターみたいな食べ方ではなく、一欠片も残さず綺麗に食べているのだ。端整な顔がどんどん近づいてくる。わたしは思わず唇と唇が触れる瞬間目を瞑った。今翠と初めてキスをしているのだ。頭がふわふわして唇を重ねただけで気持ちが良かった。私は少し目を開けてみた。すると彼女の顔がすぐ近くにあるのを実感して顔がだんだん熱くなるのを感じる、、、「んっ!?んー!」私はすぐに息苦しくなりその場から離れる、、、はずだった。彼女は私の肩に手を回して深くキスをしてくる。気持、、、ちいい
私は息が持ったなくなるのを感じながらそっと目を閉じた。その瞬間唇から唇は離れて、「凜、ごめん、、、、息しづらいよね、、、?水飲んで」そう言って彼女は私に謝りながら水を差し出した。「あ、ありがと!けほっけほっ」そう言って私はすぐに水を口の中に含む。あの感覚が忘れないほど残っている。「ごめん!今日は帰るね!翠!!また明日学校で!!!」私はすぐにこの気持ちを誤魔化すように荷物を持って部屋を飛び出した。「はぁ、、、、何やってるんだろう、、、私、、凜に嫌われるかも、、、」そう言い翠はベッドに倒れ込む。「こんな気持ち忘れなきゃ、、、勉強しよ、、、」枕に顔を少しうずめた後すぐに勉強机に向かった。もちろんこの時の私は知る由もないのだ。
百合に華を! 花月雪 @hanadukiyuki
★で称える
この小説が面白かったら★をつけてください。おすすめレビューも書けます。
フォローしてこの作品の続きを読もう
ユーザー登録すれば作品や作者をフォローして、更新や新作情報を受け取れます。百合に華を!の最新話を見逃さないよう今すぐカクヨムにユーザー登録しましょう。
新規ユーザー登録(無料)簡単に登録できます
この小説のタグ
参加中のコンテスト・自主企画
関連小説
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます