第6話初めてのお出かけ

私の名前は如月凛(きさらぎりん)。高1の姫女子だ。私は幼馴染の早乙女翠(さおとめすい)とビジネスカップルというものをしている。今日は翠とビジネスカップルを始めてから初めてのお出かけの日、いわゆるデートをするために来たのだ。今日は土曜日で時間もたっぷりあるということで二人で近くの遊園地に泊まりでいくことになった。今日は彼女とバスで目的地に向かっている最中だ。「ねぇ向かってるのって〇〇遊園地だよね!楽しみだね!」私は意気揚々と彼女に話しかけた。「うん、そうだね、凛ずっと楽しみにしてたもんね。」そう彼女が微笑みながらそれに答える。彼女はいつもよりおしゃれに見える。私服の影響だろうか。最近胸がドキドキしっぱなしだ。彼女が喜んでいると幼馴染として自分もつい嬉しくなってしまう。「凛、ついたよ、降りるよ」そう言って彼女は私の手を握りリードするように引っ張りそう言う「うん!」元気よく返事をし私を彼女に手を引かれ遊園地へと向かった。まず初めに私達が向かったのはメリーゴーランドだった。メリーゴーランドに乗るのはいつぶりだろうか。昔翠と小さい頃によく乗ったきりしばらく乗らなかったのかもしれない。「メリーゴーランド懐かしいね、翠小さい時に一緒によく載ってたよね、覚えてる?」そう彼女に声を掛ける。「そうだね、凛。凛小さい時に『すーい!おうまさんだよっ!のろっ!』ってよく私の腕を引いてたよね〜」「そうそう私ほんとメリーゴーランドが好きで乗れないと泣くくらい好きだったもん笑」そう二人で笑いながら話していた。次向かったのは、、、お化け屋敷!「あの、、、、、?凛、、、、、?」そう彼女は声を震わせながら話しかけくる。なぜなら翠はホラーが苦手なのだ!「大丈夫だよ!私がついてるから!」彼女を手を引いて中に入っていく、、、、「、、、、、、」翠は完全に黙り込んでしまっている。このお化け屋敷はおばけが出る屋敷というコンセプトなのだ。中は血まみれで恐ろしい不協和音が響いている。その瞬間物陰から黒い影が、、、、、、「ゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔゔ〜」ゾンビが出てきたのだ(もちろん噛まれたりはしないよ)「ぎゃぁぁぁぁぁぁぁぁぁ」彼女は叫び私に抱きついてきた「大丈夫だよ!作り物だし!!」そう言って彼女を励ますように優しく声をかけた。「怖いよぉぉぉぉ,、、、」そう言ってる翠の手を握りながらなんとかお化け屋敷から出られた。相変わらずホラー苦手なんだな、、、何度も抱きついてきたので遅くなりもう夕方になっていた。「ごめん、私のせいで結構時間経っちゃた、、、」彼女は急に我に返り私に謝ってくる。「あ、そうだ!最後に行きたい所あるんだ!」そう言って私は彼女の手を取り

あるアトラクションに向かった。私達が向かったのは観覧車だ!「やっぱりデート

といえば観覧車でしょ!」そう言って彼女と二人で観覧車に乗り込んだ。そして今日の思い出を語り合った。そしてついに頂上にたどり着いた。「綺麗だねぇ~!翠!」そう夕焼けの景色を見ながらそう言う。「そうだね、また来れるといいね」彼女は微笑みながらそう言う。「えへへ、ずっとこれからも一緒にいようね!」私も笑いながら答える。「うん、、、、」彼女は目線を少しそらしながら恥ずかしそうに言う。あれもしかして照れてるのでは、、、!?「もしかして照れてるの、、、、!?今の顔写真に収めたかった!」そう言って彼女と観覧車で笑い合って楽しいデートは幕を閉じた。

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