本当は誰より受け止めてほしいのはお母さんだったんですね。でもお母さんは弟のことで手いっぱいで……
誰を責めるべきか、父親が死んだ後にはわからなくなってしまいますね。
責める相手がいないと感じることも、奈緒さんにはひどい痛みだったに違いありません。
作者からの返信
こよみさん、コメントありがとうございます。
そうですね。この年頃だと、まだまだお母さんなんでしょうね、助けて欲しいのは。
でも、お母さんは自分のことなど気にかけてないと思い込んでいた。
離婚の時に、娘を犠牲にしたようなところもありましたしね。
恨むべきは父親だったんでしょうが。
自分のせいではないのに、自分の中に「そういう気持ち」が巣食ってしまったのだと思ったのかも知れませんね。
太海の真ん中を飛びながら過ごす鳥は、着地する事もなく一生飛び続ける。飛べなくなると、海に落ちて死んでしまうと言う話を大昔に読んだ覚えがあります。勿論、実査にそんな鳥がいるとは思いませんが、実は、そう言う生き方をしている人の例えだったのでしょう。昔、車で長旅をしていて、ラジオに入る局がない場所と時間帯に出会した、ラジオのセックスカウンセリングの番組で、カウンセラーが、レイプ中に感じてしまい、俗語で言うイッテしまった為に、悩んでいた女性からの手紙に答えていたのを思い出しました。カウンセラーによると、レイプの犠牲者では、割とあると事で、自分の意思に反して、体が反応してしまった事で、自分を責めるのは絶対に辞めろと言っていました。人間の体はそう言うふうにできているのだと。奈緒さん、絶対にカウンセリングが必要でしたね。
作者からの返信
fumiyaさん、コメントありがとうございます。
渡り鳥は、飛びつかれると、海に浮かんでいるものの何にでも止まって休むそうです。止まるところがなくて、命を落とす鳥もいるかもしれませんね。奈緒は、どこにも安心して休めるところがなかったのでしょう。
私も、奈緒には、カウンセリングが必要だと思いました。
心と体は別物ですよね。
心が辛いと感じていても、体は喜びを感じているかも知れない。それは、とても残酷なことだと思います。
奈緒には、その悲しみを聞いてもらう人が必要だったと思います。
緋雪様、こんばんは😊
奈緒さん、お父さんが亡くなった後は穏やかな日々が続いていたのかと思っていたら、その後もお父さんとの過去をずっと引きずっていたというか、そのことが原因で初めてできた彼ともうまくいかなくなってしまったのですね。
自殺を止めてくれた人も、いい人と思ったけど酷い人だったし……💦
衝撃的な出来事が続いて奈緒さんの心も限界だったのですね。
作者からの返信
のこさん、コメントありがとうございます。
初めての彼がもっと優しくて誠実な人だったらよかったのかもしれません。でも残念ながらそうではなかった。
いや、どんな男の人とも、体だけの関係を求めてしまっていたかも知れませんね。
父親に受けた虐待の影響は、父親が死んだ後も、奈緒を苦しめました。
限界を感じていてもおかしくはないですよね。
読むだけで人間不信に陥ってしまいそうになる手紙です。
最後まで奈緒さんに温かい光は差し込まなかったのですね。
誰か一人でも信頼して相談できる人がいれば良かったのにとつくづく思いました。