インターバル 某小説投稿サイトより

     1


めらめら燃える。きめらが燃える。裏話


 作 エヌヱ


(以下、作品発表から1年後。突如追加になった文章より抜粋)


 勝手に俺の話使って、しかも俺の考えた通りにやらないとか、ふざけるにもほどがある。

 怒ってはないです。文句を言いたいだけで。

 鵺ってなんだよ。

 こっちは比喩で出してんだよ。

 本物連れてくるなよ。タイトルが霞むじゃないか。

 いや、タイトル通りにやろうとしたのか?

 だったらやる前に俺に相談しろよ。勝手に使わずにさ。

 この不可解な事件の犯人をキメラの不可解さに例えた秀逸なタイトルだろ。

 それがはっきり鵺なんて、名前がわかれば正体がわかるんだよ。

 はっきり言って余計なことしかしてない。

 なので俺の話を勝手に使って勝手に改変して事件起こした奴。

 名乗り出ろよ。

 一緒に小説作ろうぜ。

 連絡先ここ。

 待ってるぜ。





     2


めらめら燃える。きめらが燃える。レビュー


投稿者 ただのファン


 まずタイトルが秀逸。

 正体のわからない犯人を、同じく正体不明なキメラに例え、

 その行く末を想像させる「燃える」という言葉。

 めらめらときめらが韻を踏んでるのもポイントが高いですね。

 章タイトルも好きなんですよ。

 京都の観光スポットを現場にしながら、謎解き要素というか、

 これが指してる場所はどこなのか、想像しながら読めるっていう。

 いつも思いますけど、作者のエヌヱさんは天才です。

 なんで誰にも読まれてないのか謎で仕方ない。

 あんまり宣伝とかしない人だからですかね。

 じゃあ自分が宣伝すればいいですかね。

 手始めに恋人に薦めてきます。


(以下、本文の具体的な感想に入るため省略)






     3


めらめら燃える。きめらが燃える。レビューその後


投稿者 ただのファン


 恋人に薦めました。

 結論から言うと、嫉妬されて別れました。

 ごめんなさい。

 自分じゃ役に立たなかった。

 何ができるんだろう。自分がエヌヱさんの作品の宣伝でできること。

 あった。

 一つだけあった。

 それをやるためには。

 ハードル高いな。

 でも自分がやらないと。

 だってエヌヱさんの作品を読んでないなんて、

 世界の損失にも等しいんですから。


(投稿後、1週間で削除されたレビューより抜粋)






      4


めらめら燃える。きめらが燃える。レビューそのさらに後


投稿者 ただのファン


 ありました

 やれました

 みててください

 じぶんは

 あなたのさくひんがだいすきです


(投稿後、三日で削除されたレビューより抜粋)

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