第2話 恐怖の追跡

暗闇の中、私は自分の呼吸がひどく荒くなっていることに気づいた。地下室での怪物との対峙からまだ時間は経っていないが、私の体は全身が強張っていた。私たちは怪物の恐ろしい動きに凍りつき、ホームズでさえその冷静な目の奥に何か考え込むような影が見えた。


「ワトソン、これからが本当の調査だ。」ホームズは、まるで自分に言い聞かせるように、低い声で言った。


私は無言で頷いたが、心の中には恐怖が渦巻いていた。あの怪物がどこに消えたのか、誰がこの狂気を背後で操っているのか。答えは未だに掴めない。私たちは地下室を出て、屋敷の外に出ようとしたが、そこでもっと恐ろしい出来事が待ち受けていた。


屋敷を出た瞬間、冷たい夜の空気が私たちの顔に吹きつけた。外は静かすぎるほど静かで、風が木々をかすかに揺らす音だけが聞こえた。村は闇に包まれ、まるで生きているものが全て息を潜めているかのようだった。


「ホームズ、この静けさは異常だ……」私は震える声で言った。


「何かが起こる前の兆しだ、ワトソン。慎重に行動しなければならない。」


その言葉が終わるか終わらないかのうちに、突然遠くから低い咆哮が聞こえた。あの地下室で見た怪物の声だった。私は胸が締めつけられるような感覚に襲われた。


「急げ、ワトソン。彼が動き出した。私たちを見つけたようだ。」ホームズの声はいつもと変わらない冷静さを保っていたが、緊迫感が漂っていた。


私たちは急いで道を駆け抜けた。怪物の声が徐々に近づいてくるのを感じながら、私たちは森の方へと向かった。木々の間を通り抜ける冷たい風が私の肌を刺すようだった。木々が暗闇の中で揺れ、枝が軋む音が不気味に響いた。後ろを振り返ると、遠くに怪物の巨大な影がぼんやりと見えた。


「ホームズ、追ってきている……!」私は叫んだ。


「わかっている。だが、我々は計画通りに行動する必要がある。」


計画? 私はその言葉に驚いたが、今はホームズを信じてついていくしかなかった。彼の足取りは速く、私も必死にその背中を追った。だが、怪物の足音がどんどん近づいてくる。その重い足音が地面を揺らし、私たちに迫ってくる感覚は、まるで逃げ場がないように感じた。


私たちは村の外れにある古びた教会の廃墟にたどり着いた。ホームズはそこに立ち止まり、息を整えながら周囲を見渡した。


「ここで待とう。彼は確実にここに来る。」


「待つ?」私は驚いて彼を見つめた。「ホームズ、怪物をここで迎え撃つつもりか?我々には武器もない。彼に太刀打ちできるはずが……!」


「ワトソン、冷静になれ。我々は力ではなく、知恵を使うのだ。怪物は理性を持たないが、彼の行動にはパターンがある。今までの彼の動きを分析すると、彼はあるルールに従っているように見える。」


ホームズの言葉に耳を傾けつつも、私はどうしてもその言葉が信じられなかった。怪物がすぐそこまで迫っている今、理論よりも本能的な恐怖が私を支配していた。


突然、またあの咆哮が響き渡った。怪物が私たちを見つけたのだ。私はその方向に目を向けると、木々の向こうに巨大な影が揺れているのが見えた。


「来たぞ。」ホームズは冷静に言った。


怪物が教会の廃墟に近づいてくる音が大きくなるたびに、私の心臓は早鐘のように打ち始めた。教会の中は崩れかけた石壁がむき出しになっており、薄暗い光が窓から差し込むだけだった。その静けさの中、怪物の足音だけが響き渡り、まるで地獄のような恐怖が私たちを包み込んでいた。


「ワトソン、後ろに下がってくれ。」ホームズが鋭い声で指示した。


私は彼の言う通りに壁の影に隠れた。ホームズは怪物の足音が近づく方向に立ち、静かに待ち構えた。彼の目は冷静で、全てを計算しているようだったが、その瞬間が本当に来たとき、何が起こるか私には予想もつかなかった。


怪物が姿を現した。彼の体は月明かりに照らされ、巨大で不気味なシルエットが浮かび上がった。私は息を殺してその光景を見つめた。怪物は無表情な顔で、ただ私たちをじっと見つめていた。彼の目には冷たい光が宿っており、私にはその目が人間の感情を超越した何かを感じさせた。


ホームズは一歩前に出た。「ここまでだ、フランケンシュタインの怪物。お前はすでに限界を超えている。お前の目的は何だ?」


怪物は一瞬動きを止めたかのようだった。しかし、その次の瞬間、彼は突然手を振り上げ、ホームズに向かって突進してきた。


「ホームズ!」私は叫んだが、彼は冷静に後ろに下がり、怪物の攻撃をかわした。ホームズの動きは驚くほど正確で、怪物のパターンを完全に見抜いているかのようだった。


「彼は感情に左右されることはない。」ホームズは低い声で言った。「彼は理性的な存在ではない。だからこそ、彼の行動は予測可能なのだ。」


しかし、怪物は再び私たちに向かってきた。今度は圧倒的な力で教会の壁を崩し、その瓦礫が私たちに向かって飛んできた。私は必死に避けたが、その破片が体をかすめ、痛みが走った。


「早く、外に出よう!」私は叫びながら、ホームズの腕を引いた。しかし、彼は冷静さを失うことなく、周囲を観察していた。


「待て、ワトソン……まだだ。」


その瞬間、怪物が大きく唸り声を上げ、倒れた瓦礫の下で動けなくなっていた。彼の巨大な体が再び地面に沈み、ただの塊のようにそこに横たわった。


私はその光景を信じられない思いで見つめた。怪物が、あの恐ろしい力が、今や完全に静かになったのだ。


---


私たちは、教会の廃墟で横たわる怪物を見つめていた。暗闇の中、その巨体は瓦礫の上に動かず横たわっている。私の息はまだ荒く、胸が高鳴っていた。あの怪物が再び目を覚ますのではないかという恐怖が消え去ることはなかった。しかし、今は完全に静かだった。まるで死体のように。


「ホームズ……」私はかすれた声で彼に呼びかけた。「これは……終わったのか?」


ホームズは怪物から目を離さず、冷静に答えた。「まだだ、ワトソン。この生物がただ倒れただけであれば、真実にはまだたどり着いていない。だが、彼が止まった理由は何か、我々はそれを突き止める必要がある。」


ホームズは怪物の方へ近づき、注意深くその体を観察し始めた。瓦礫に埋もれたその姿は、巨大で異様だったが、ホームズは恐れることなく冷静に調査を続けた。彼は怪物の手や胸を調べ、何かを考え込んでいるようだった。


「興味深い……」彼がつぶやいた。


「何がわかったのだ?」私は不安げに尋ねた。


「この怪物、ただの生き物ではない。彼の体は何か外部の力に支配されているようだ。これが単なる自然現象であれば、彼はとっくに活動を停止していたはずだ。しかし、彼の体にはいくつかの奇妙な痕跡が残っている。それに、瓦礫の下で完全に動きを止めた理由が他にあるはずだ。」


ホームズの言葉は、私の心に新たな恐怖を呼び起こした。彼の言う通りなら、怪物はまだ完全に停止していないかもしれない。もし再び動き出したら――その考えだけで背筋が冷たくなった。


「ワトソン、来てくれ。この体をもっと詳しく調べる必要がある。」ホームズは私を呼び、怪物の近くに引き寄せた。


私は震える手で懐中電灯を握り、光を怪物の体に当てた。そこには、かすかな縫い目や傷跡が見えた。まるで、この体が元々のものではなく、いくつかの異なる体の部位を繋ぎ合わせたかのようだった。フランケンシュタインの実験がいかに非人道的で恐ろしいものだったか、その瞬間に直感的に理解した。


「ホームズ、この体は……普通の人間ではない。」


「その通りだ。これがフランケンシュタインの研究の成果だ。彼の実験は、死者を蘇らせるだけでなく、複数の体を繋ぎ合わせ、新たな生命体を作り出すことに成功している。しかし、それが完全に制御されているわけではない。ここで何かが狂った。彼の理論には致命的な欠陥があったのだろう。」


ホームズの冷静な分析を聞きながらも、私は怪物の体から目を離すことができなかった。瓦礫の下で動かなくなったその姿は、まるで深い眠りについているかのように見えた。しかし、何かが間違っている。この生き物は、ただ止まっているだけなのだろうか。それとも――


その瞬間、私は何かが異常に冷たい感触を感じた。何かが私の足元を這うように動いている。驚いて目を下ろすと、怪物の指がわずかに動いていた。


「ホームズ、これは……!」私は恐怖で叫んだが、ホームズは一瞬でそれを見抜いた。


「離れろ、ワトソン!」彼は叫びながら、私を引き離した。怪物の指が再び動き始め、その巨体が瓦礫の下でゆっくりと震えだした。まるで再び目を覚まそうとしているかのように――。


「何が起きている?」私は震える声で尋ねた。


「何者かがこの怪物を遠隔操作している。」ホームズは鋭く言った。「彼は完全に自分の意思で動いているわけではない。私たちが見逃していた何かが、彼の体を動かしている。」


ホームズは急いで懐中電灯を怪物の胸に当てた。そして、その光の先には、小さな金属製の装置が埋め込まれているのが見えた。


「これは……!」私は驚きの声を上げた。


「そうだ、ワトソン。これは機械だ。誰かがこの装置を通じて彼を操作している。」ホームズは落ち着いてその装置を確認し、慎重に触れた。「だが、その誰かはここにはいない。彼は遠くからこの生物を制御している。今すぐにこれを解除しなければ、彼は再び動き出すだろう。」


私は驚きと恐怖で言葉を失った。怪物がただの科学的実験の産物であることが、今や明らかになりつつあったが、それでも私にはその事実を受け入れることができなかった。


「ホームズ、どうするつもりだ?」


「まずは、この装置を取り外す必要がある。」ホームズは冷静に答えた。「これが彼の体を動かしている元凶だ。これを無力化すれば、彼はもう二度と目覚めることはないはずだ。」


私はホームズの手元を凝視した。彼は慎重に怪物の胸に埋め込まれた装置に触れ、その操作方法を探り始めた。その動作は非常に慎重で、まるで一歩間違えれば爆発するかのような緊張感が漂っていた。


「少し待ってくれ、ワトソン。これを外すのは簡単ではない。」


怪物はまだわずかに動いていたが、その動きは鈍く、完全に意識を取り戻していないようだった。私はその巨大な体を見つめながら、背筋に冷たい汗が流れるのを感じた。もしこれが再び目を覚ましたら――そんな想像はしたくもなかった。


ホームズが数分の間、無言で作業を続けた後、ついに彼は装置を外した。金属製の小さな部品が怪物の胸から外れ、その瞬間、怪物の体は再び動かなくなった。


「これで終わりだ。」ホームズは低く言いながら、その装置を私に見せた。「この機械が彼を操っていた。おそらく、フランケンシュタイン博士か彼の後継者が設計したものだろう。この怪物は完全に科学の産物だ。だが、その背後にはまだ謎が残っている。誰がこれを操作していたのか、それを突き止めなければならない。」


私は深く息を吐き、心の底から安堵した。この恐怖は、これで終わったのだろうか? それとも、新たな恐怖が待っているのか。


「ワトソン、これで終わりではない。我々は次の段階に進む必要がある。この怪物の背後にある全ての真実を暴き出さねばならない。」


ホームズの言葉には、いつもの冷静さが戻っていたが、彼の目には新たな決意が宿っていた。この事件はまだ終わりを迎えていない。フランケンシュタインの遺産、その背後にある恐ろしい真実は、これからが本番だと私は感じていた。


---


その夜、私たちは再び屋敷に戻っていた。冷たい霧が立ち込める中、暗闇が一層深まり、周囲の景色はぼんやりと滲んでいた。風が無気味に木々を揺らし、その音が静けさをさらに際立たせていた。フランケンシュタインの怪物が再び動き出したのだが、ホームズが巧みに装置を取り外したことで、怪物は再びその動きを停止した。しかし、事件の全貌はまだ見えていない。私の胸には深い不安と疑念が残っていた。


「ホームズ、このまま終わるわけがない。彼を操っていたのは誰か、背後にいる黒幕を突き止めなければ、再びあの怪物が動き出すかもしれない。」私は意を決してホームズに言った。


「そうだ、ワトソン。これは始まりに過ぎない。だが、ここで重要なのは、我々がどこまで追跡できるかだ。フランケンシュタイン博士の実験室にある証拠を洗い出し、この謎を解き明かす必要がある。」ホームズは鋭い目をして答えた。


私たちはフランケンシュタインの屋敷に戻り、再びその暗く冷たい廊下を歩き始めた。すべてが不気味に静まり返っている。まるで屋敷そのものが息を潜め、我々を見守っているかのような感覚に襲われた。


地下室にたどり着くと、あの忌まわしい実験室の光景が再び目の前に広がった。先ほどの戦いの跡がはっきりと残っている。怪物の巨体が瓦礫の下で完全に動かなくなった今、次の手がかりを探さねばならなかった。


「ホームズ、次に何をするつもりだ?」私は緊張しながら尋ねた。


「まず、フランケンシュタイン博士がどのような技術でこの怪物を作り上げたのか、正確に理解する必要がある。そのためには、彼の研究記録を探し出さなければならない。」ホームズは冷静に答えた。


彼は実験室の奥へと進み、いくつかの古びた棚を調べ始めた。棚には埃まみれの書物や書類が無造作に積み重ねられており、その中には、フランケンシュタイン博士の手によるものと思われる詳細な実験記録が残されていた。


「これだ、ワトソン。」ホームズが一冊の書物を持ち上げた。「この記録がすべての鍵だ。」


私は書物の表紙に目をやった。それは年代を感じさせる厚い革表紙の本で、背表紙には「ヴィクター・フランケンシュタイン博士の研究記録」と記されていた。


「ホームズ、これが……」


「そうだ、ワトソン。この本には、怪物を作り出すためのすべての知識が詰まっているに違いない。」


私たちは実験室の片隅に座り、その書物をめくり始めた。ページは古びていて、指で触れるたびにパラパラと崩れそうなほど脆かった。しかし、そこに書かれている内容は驚くべきものだった。


「これは……信じられない……」私は震える声で言った。


「そうだ、ワトソン。フランケンシュタイン博士は、ただの科学者ではなかった。彼は自らの野心を満たすために、生命そのものをもてあそんだ。彼の実験は、死者を蘇らせるだけでなく、複数の体を繋ぎ合わせ、新たな生命体を作り出すことに成功している。しかし、これがどれほど危険な技術であるかは彼自身も理解していたようだ。」


ホームズは続けて、博士が実験に使った素材や方法を丹念に読み進めた。そこには、人間の死体から得られた部位を使い、電気的な刺激を与えることで細胞を再生させる手法が記されていた。


「これはただの狂気だ、ホームズ。こんなことが許されるわけがない……」私は吐き捨てるように言った。


「その通りだ、ワトソン。この技術は、倫理的にも科学的にも破綻している。だが、それを実現させた者がいた。それがフランケンシュタイン博士だった。そして、彼の研究を継承し、さらなる野心を抱いた人物が今、我々の敵となっているのだ。」


その瞬間、地下室の奥でかすかな音が聞こえた。まるで何かが動くような音だった。


「ホームズ、今の音……」私は警戒心を強めた。


「静かに、ワトソン。何かが我々の存在に気付いたようだ。」


私たちは立ち上がり、音の方向へと慎重に歩みを進めた。薄暗い地下室の一角、そこにはもう一つの扉が隠されていた。私たちは息を呑み、その扉を開けた。そこには、さらに奥深く続く階段が現れた。


「ここだ、ワトソン。この階段の先に、我々の探し求める真実がある。」ホームズは静かに言った。


私たちは階段を一歩ずつ降りていった。足音が石の壁に反響し、異様な緊張感が広がる。階段の先には、もう一つの小さな部屋が広がっていた。部屋の中央には、大きな机があり、その上には大量の書類と奇妙な機械が散乱していた。


「ここが……フランケンシュタイン博士の秘密の研究室か?」私は呟いた。


「そのようだ、ワトソン。だが、この部屋は最近まで使われていたようだ。」ホームズは机の上の書類を手に取り、調べ始めた。「見ろ、これらの書類はまだ新しい。これはフランケンシュタイン博士のものではない。おそらく、彼の研究を引き継いだ人物のものだ。」


ホームズはさらに調査を続け、机の上の書類の一部を手に取った。それには「シュタイナー博士」の名前が記されていた。


「シュタイナー……」私はその名前に覚えがあった。「ホームズ、彼はフランケンシュタインの後継者として知られていた人物ではないか?」


「その通りだ、ワトソン。シュタイナー博士は、フランケンシュタインの研究を継承し、さらなる実験を行っていた。そして、この怪物を再び動かすための技術を完成させたのだ。」


私たちはシュタイナー博士の書類を詳しく調べることにした。彼の研究は、フランケンシュタインの実験をさらに進化させ、怪物を完全に制御するための技術を追求していた。彼は遠隔操作によって怪物を動かす手法を開発し、その成果を実験室で実証していた。


「これで全ての謎が解けた。」ホームズは静かに言った。「シュタイナー博士がこの怪物を操っていた。そして彼の狙いは、フランケンシュタインの研究を完全な形で再現し、この技術を使ってさらなる怪物を作り出すことだ。」


私たちはその恐ろしい事実に直面し、言葉を失った。この技術がもし世に出れば、さらなる怪物が生み出され、人々の命が脅かされることになるだろう。私たちはこの危険を止めなければならない。


「ワトソン、これで終わりではない。」ホームズは冷静に言った。「シュタイナー博士を見つけ、彼を止めなければならない。そして、この技術を完全に消し去ることが、我々の使命だ。」


私はホームズの言葉に頷いた。そして、私たちは再び行動を起こす決意を固めた。シュタイナー博士を追跡し、この狂気を終わらせるために――。


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読者の皆様へ


「フランケンシュタインの遺産」第2話をお読みいただき、ありがとうございます。作品を楽しんでいただけたでしょうか?


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次回は、2024年10月16日(土)投稿です!


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フランケンシュタインの遺産 湊 マチ @minatomachi

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