第4話
その女性は
専業主婦だという
殺された夫は
児童養護施設の支援員だった
ふたりは…その養護施設で、出会い
かおりが、18歳で卒園した時に結婚。
まだ、結婚3年目の新婚夫婦だ。
事件当日、学は「友達と久しぶりに会う」
そう言って家を出た…が、帰ってこなかった。
「…そうですか。何か、
普段と違った様子は…ありませんでしたか?」
「…いえ。特には……何も。」
「おい!みぞし、当日の服装を聞け!」
「あ、え~と、ご主人の出掛けた時の服装は?」
「……確か、黒いパーカーとジーンズでした。」
「では、…自殺した、犯人らしき人物に
心当たりはありますか?」
「…いえ。」
かおりは、小さく頭を横に振った。
うーん。かおりと学の、
身辺を調べ直した方が…良さそうだな。
「みぞし、裏付け取りに行くぞ!」
ワシは、…ん~っと背伸びをした。
「仲里さん…今日は、これくらいに
しましょうか、また何か思い出したり
不審な事がありましたら、この番号に
電話ください。あ!申し遅れました…
わたくし、溝島といいます!」
「…あの、猫ちゃんのお名前は?」
「え?…あぁ、、“ねぎとろ“です。」
「あら!可愛いお名前ですね(笑)」
…ぬっ!……ワシは、可愛くなどない////!
「では、宜しくお願いします。失礼します。」
かおりは、…礼儀正しく、帰って行った。
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